昨日は、〈いわろう〉の誕生日だった。
ついこの間、還暦になったんだ!と思っていたら、アッという間に、もう64歳だ。
どうも月日の流れ速度は、年々さらに速くなっているようだ。
〈いわろう〉は、以前どちらかといえば、実年齢よりも、五つ六つ若く見られる方だったのだが、最近では歳相応に見られるときの方が多くなった。
ところで、〈いわろう〉って〈爺〉はジジイなのだろうが、どの程度の〈ジジイ度〉なのだろうと、漠然と思っていたのだが…。
昨日、某銀行のATMに列んで順番を待っていたら、濃紺のブルゾン姿の30そこそこの男性が、笑顔で話しながら、列の外れから近寄ってきたのだ。
そして
「振込め詐欺や還付金詐欺に注意してください」と、持参してきたカラーチラシを指差し説得し始めるのだ。
「…」〈いわろう〉の頭の中は、オモチャ箱をひっくり返したようにグチャグチャになった。
自分はまだまだ若いと思っていたし、振込め詐欺なんかに騙されるのは、ずっとずっと先のことか、別世界のことと思ってもいたのに…。
あの若い私服警察官から見れば、さぞかしカモネギジジイに見えたのだろう。
〈いわろう〉には、そのショックから立ち直るまで、随分と時間がいった。
よりによって、昨日は誕生日。
「正真正銘の立派なモウロク爺」と、世間から認定された記念すべき日になった。
←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!


今日、得意先へ向かうメトロの中で、面白い話しを拾った。
年の頃なら、四十そこそこのご婦人二人が、回りの乗客に憚らず大口開けての話していた。
「お正月休みに、初詣にとお気に入りのスカートを穿こうとしたらウエストが、締まらないの!でね・・・クリーニング屋に電話してクレームつけなければっと思ったのよ」
「どうしてなの?」
「だって、クリーニング屋から引き取ってきたばかりなのよ!ビニール袋から出したら、いままでスウーット穿けてたのに、穿けないのよ!縮かんでるんだから・・・それってクリーニング屋の所為でしょ?」
「・・・」いわれた友人は応える言葉を失っていた。
<いわろう>も、その友人と同様にただ唖然とするばかりだったのだが・・・。
お二人の会話は、構わず続いたのだ。
「くっちゃ寝、くっちゃ寝してたからおまえが肥えただけだろうが!って旦那さんにいわれたのよ!ね~」
「それで」
「ダイエットしなきゃといったら・・・ジムは2日から開いてるゾ!って旦那にいわれたの」
「それで」
「正月からジム通いなんか!とやけ食い。で、この通りよ!」
<いわろう>は、チラッと、そのご婦人の体型を見て見たかったのだが、自己チョウに何いわれるかもしれないので、得意の<狸寝入り>のまんま、腹を抱えて無言で笑っていた。
←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!


「ピンポ~ン!」
昨日の昼下がり、ショッピングに出かけるというカミさんを、駅までアッシー君したあと、リビングのソファーでウトウトしていたらチャイムが鳴った。
「Sですが…」
三鷹に住む友人S君の奥さんの艶やかな声が、インターホンから、リビングいっぱいに流れ込んできた。
「あッ!は~い!」
〈いわろう〉はドギマギした。というのも、かねがね、ひそかに『いい女だなぁ~』と思っているS君の奥方の声だ。
「…」
〈いわろう〉は、暫く思案した。でも、こんな絶好なるチャンスは、そうそうやってこないだろう『カミさんも、いま送り出したところだ。当分は帰って来ないだろうし…』
ところで、S君の奥方とウチのカミさんは、なぜか馬があう。
カミさん同様に、いろいろ仲良くヤリたいと、長年描いていた妄想を、現実にするべきときが来たのだ。
間違っても「カミさんは出掛けてるので…」とかなんとかいって、門前払いすることなんて、モッタァナ~イ!モッタイナァ~ハイ!。
『そうでしょ?天国のマータイ女史!』
「今、開けます!から…」
〈いわろう〉は、うわづった調子を先方に感づかれないように、平常心を保ちながらインターホンに応答した。
「お世話になっています」
玄関ドアーを後ろ手に閉めながら挨拶するS君の奥方は、やっぱり今日も、ムンムンして輝いていた。
「…今年も…よろしく」
〈いわろう〉は、カラカラに干上がった喉から、絡まる言葉をやっとの思いで捻りだした。
「あの~?」
少し控え目の奥方。
「ハァ~」
消え入りそうな声の〈いわろう〉。
「奥さまは?お出かけ?ですか?」
帰りかける奥方の豊満な胸が、ドアーの方へ微妙に傾く。
「ハッ!エエ!でも、…でも、すぐに帰りますので、それまで、お茶でもどうぞ…」
〈いわろう〉は、ダメモトだと果敢に挑戦してみた。
「じゃあ~チョッとだけ待たせていただこうカシラ?」
意外にも奥方は、我が家のリビングの長イスに、その素晴らしき肢体を預けながら、ピンクのマフラーをといたのだ。
「コーヒー淹れますから…」
〈いわろう〉は奥方の固く揃えられたひざ小僧に、目が眩みそうになり、キッチンへ逃げ込んでしまった。
『意気地なしメッ!』〈いわろう〉は、自分自身を心で叱咤した。が、いい打開策が見いだせないままいたら、リビングから途切れ途切れの奥方のかすれ声。
コーヒーメーカーのブクブクと、煮えたつ音に邪魔され、聞き取りにくいのだか…。
「わたし…オマン〇…大好き!…ナ!ノ!」と聞こえる。
『…ウムウムウム!オマ!オマ!オマン〇が大好き?だって…そりゃあ~ぼくだって大好きだよ!』
大胆に誘うS君の奥方めがけて、キッチンを飛び出した〈いわろう〉の見た光景は…
(後日につづく)
←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!


庭でカミさんと楽しくヤッていたら、隣の奥さんが「私もヤリたいワ」とフェンス越しに声をかけてきた。
「病み付きになりますヨ!」カミさんは隣の奥さんに、うっとりとした目でいった。
「やはりソトの方が?…。」と隣の奥さんは、かなり興奮気味だ。
「ぼくでよければ、ぼくがヤリましょうか?」
〈いわろう〉の誘いを待っていたかのように隣の奥さんは、少し恥じらいながら「お願い出来るかしら」と、か細い声で応えた。
「あなた!ナカででもヤッてあげたら…」
『カミさん公認なら、とことんヤリまくるゾ!』と〈いわろう〉は心に固く誓った。
「いきなり下からヤリますの?」隣の奥さんは、自分の前にしゃがみ込む〈いわろう〉の頭上から、狼狽し、興奮し、震える声で甘えるように呟いた。
「…」
お互いの間に、しばし沈黙のときが流れた。
「0.3!ありますネェ~」
〈いわろう〉の突然の言葉に、隣の奥さんは、ただただ無表情だ。
すかさず〈いわろう〉は地面を指差しながらいった。
「ここは0.3マイクロシーベルトありますよ!」
「あら!そんなに高いの?」隣の奥さんは瞼を激しく、開け閉めしながら、呆然とする。
「ウチのカーポートわきの側溝なんか0.5もあるんですから…」カミさんは厳しい眼差しで、隣の奥さんに、まるで怒りをぶちまけるようにいった。
暮れから頼んでいた放射能線量測定器が、昨日やっと我が家に回ってきたのだ。ウチのナカやソト回りを測定すればするほど、区が公表しているほど数値は低くないのに不安になってくる。
「表土を5センチほど取れば、その数値も下がるみたいよ!」カミさんは俄知識を不安げな表情の隣の奥さんに披露した。
「じゃあ!今度その除いた汚染土はどうすればいいのかしら?」
「行政が引取るまで、各自で保管しておくようよ…」カミさんは自信なくいった。
「東京電力の本社ビルの玄関脇にでも積み上げるか」〈いわろう〉の悪い冗談に、三人は引きつり笑いをしていたのだが・・・。
←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!


「腹が立ってくるのよ!」
家人は、届いた年賀状の一枚を、眺めながら正月早々ぼやいている。
「ねえ!チョッと!この字、見てよ!」
家人は、彼女の友人Wさんからの年賀状を〈いわろう〉の鼻先に差し出しながら、続けていった。
「下手とか上手って、いう以前の問題なの…」
Wさんからの年賀状は確かに、宛名の岩瀬という文字の大きさは極端に違うし、岩瀬労という筋は左右に微妙に捩れている。
「中学の男の子が、左手でふざけて書いた字みたいでしょ!失礼しちゃうワ!」家人の批評はエスカレートして辛辣だ。
「う~ん」〈いわろう〉は、なんだかWさんが可哀相になり、生半可な相槌をうった。
家人は、そんな〈いわろう〉に敏感に反応してか「でしょ!毎年この字を見ると腹が立ってくるのよ!」とダメ押しする始末。
今年、我が家に届いた年賀状は100枚たらずだが、ほぼ100バーセント印刷物だ。
手書きといえば、ひとことふたこと近況を添えてる文字ぐらいだ。そんな中、Wさんの賀状は表も裏も手書きで、希少価値がある。
聞くところによると、近頃の若者は履歴書も印刷で出して、年輩の人事課担当者を驚かせるらしい。
本来、手書きでしたためるべき書き物が、印刷に変わってしまった昨今。
年に一度の年賀状ぐらい手書きにしたいものだが…。
かくいう〈いわろう〉も今年もパソコンで、チャチャッと印刷して出してしまった。
「Wさんチッ!誰もパソコンと無縁なのよ…」
そんな家人の独り言を聞きながら〈いわろう〉は思っていた。
『Wさん!来年も手書きの年賀状を家人に下さい。本来こうあるべきなんだから・・・』
←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!


『アレッ?どこかで見た人だが・・・』人混みで目線があった男性に、ビビッときた。
<いわろう>が、そう思うのとほぼ同時に、その男性も、声なき声を発していたようだった。『誰だか?思い出せないのだが、確かにどこかで会ったような?一度話したことがあるような?・・・でも何処の誰だか思い出せない!』
先週の金曜日、近くのショッピングセンターで、出くわした<あの男性>のことが、いまだに誰なのか、思い出せないでいる。
脳学者にいわせれば、この状態は脳をより活性化させ、脳力を高めるのにいいことなのだが、ムズムズとして嫌な気分になり、やりきれなくなる。
あれから、しきりに思い出そうとしている。
かつて、営業していたときのお客さんだったのか?たまに行くお店の店員さんなのか?はたまた友人の友人なのか?学生時代のアルバイト先の同僚だったのか?通勤でよくすれ違っていた人だったのか?考えれば考えるほど、脳内がパニくるばかりだ。
ところで、人は一生に何人の人と巡り会えるのだろう?そんなことに思を馳せた。
<いわろう>は、いままでに知り得た人の数をザックリと数えてみる。小、中、高、大学の学生時代で、おおよそ五百人。勤めだして会社関係で千人。脱サラ独立後には三千人。趣味関係、町内会関係、・・・なども加えればザックリ五、六千人ぐらいだろうか?
新しく開けたこの2012年に、新たに巡り逢う人々が、いい人達ばかりで、お互いにいい影響を与え合えることを望むばかりだ。
それにしても、あの人は何処の誰だったのだろう? <いわろう>にとって、六千人分の<ひとり>のあの人は、悪い人でないことだけは確かなのだが・・・。
←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!

←クリック(^o^)よろしくネ!