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岩瀬労に言わせろう!

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<いわろう>の人生は後悔ばかりで出来ている!


昨晩のこと、8 時は過ぎていただろうか、夕食後、本を読みながら、うとうとしかけたころ、珍しくイエデンが鳴った。カミさんはお風呂のようで、<いわろう>が取った。それは、神戸にいる兄嫁からだった。「岩瀬です!っていっても・・・お宅も岩瀬さんだね~~」という軽くオドケタ兄嫁の声を聴きながら、不吉な予感が背筋を這った。


兄貴でなく、いきなり嫁さんが電話してくるということは・・・。

その予感が的中した。


「ウチの人、先月の20日に肺がんで亡くなったんです」という、兄嫁の冷静な口調は、それを聞く<いわろう>の冷静さで、増幅したかのように、どこかの老人がなくなったんだという、随分と冷めた話しっぷりだった。兄とは、この春「これが最後だね~」と電話で、きっぱり惜別したことを、兄嫁は承知していたからだろう。


<いわろう>は、姉三人兄一人の五人兄弟の末子である。たった一人の兄なのだが・・・。二人の間には、いろいろと確執がありすぎて、古希になっても、「水に流して兄弟五人で一度集まろう!」という兄の誘いを、この春に強く拒否してしまっていたのだ。


他人からみると、冷血な男の様に思われるだろうが、<いわろう>は、少なくともあの時は後悔していなかった。「こちらから、東京まで行くから、兄弟全員で飯でも食おうよ!」という兄貴の声が蘇ってくるが、了見の狭い<いわろう>は、薄情だと自覚しつつ、後悔はしていないつもりだった。


病院を出たり入ったりしている実母を、看病する実父の苦労を見かねて、同居を拒む兄に代わって、同居したときの苦労を思えば、身勝手な兄を許すことはできないし、親の遺産相続で裁判にまで拗れさせた兄の優柔不断さを、許すことができなかったのも事実なのだ。


それにしても、今年の7月にガンが見つかり、たった三ヵ月で亡くなってしまったとは・・・。人の命の儚さを憂うばかりだ。


「電話するか?どうしょうか?迷っていたけど・・・遺品を整理していたら・・・あなたの住所と電話番号を書いたメモが、引き出しから出てきたの・・・たった一人の弟との仲直りを、最期まで願っていたようで・・・思い切って電話したの」という兄嫁の話を聞きながら、複雑に揺れ動く心のざわめきを抱きながら電話を切った。


まる一日たった今、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を聞きながら、<いわろう>は、とんでもない過ちを犯していたのではないだろうかとも思っている。




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by iwaserou | 2018-11-17 21:26 | 日記 | Trackback | Comments(0)
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