岩瀬労に言わせろう!

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<いわろう>は、団塊世代のジジイです!今日も元気だ!ブログが書ける!

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小鳥がくれたもの・・・

今朝、朝刊片手に朝食をせわしなく摂っていたら、ここ何ヶ月も会話らしい会話をろくすっぽ交わしていなかった家内が庭先を指差して「シジュガラがゴン(愛犬)の毛を集めてる!ほら…」って私を呼ぶのだ。この時期になると毎年、ゴンの冬毛が夏毛に生え変わり庭中毛だらけになるのだが、その掃除を僅かでも手伝ってくれてると家内は微笑んで言う。

  そんな健気なシジュガラを夫婦で眺めながら、彼らなりに生きてく事に一生懸命なんだ!って互いに感銘もした。おそらくお父さんシジュガラなのだろう、家族のために純毛の暖かい巣をこさえる為に、脇目もふらずガンバッツているのだろう。ゴンは朝食時には、室内に居るため、鬼の居ぬ間の洗濯よろしく、猛スピードでゴンの毛だけをちっちゃな嘴いっぱいに頬張るようにかき集めていた。

DNAに組み込まれた種族の保存としての家族を愛する本能のなせるワザだろう・・・。

 さぞかし家族に会いたかっただろう元陸軍兵士の上野さんが20日、63年ぶりに故郷の土を踏んだと夕刊で知る。太平洋戦争、米ソ冷戦と時代に翻ろうされた人生が母国語の日本語すら忘れさせたようだ。なのに妹の名だけは、はっきりと呼ばれたそうだ。
 
  岩瀬はしみじみ思う。実父の残してくれたわずかばかりの遺産相続で家裁まで持ち込み骨肉の争いをしたあげく音信不通の兄や姉のこを・・・。 年賀状のやりとりすら全くない、謂わば、空白のここ十余年の歳月の流れの重さを・・・。累々と流れる祖先からの血縁は、絶対に切れるものではないのだ。重たい腰を上げ、高い敷居を超え、腹から悔恨の情を湧かせ、末子であるこの岩瀬が折れなければ・・・絡まった糸は解けないかも知れない。
シジュウガラの必死の行動や上野さんの面会をみながら、岩瀬はそんなことを思った。
2006/4/20
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by iwaserou | 2006-04-20 20:33