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岩瀬労に言わせろう!

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技術は金なり?

  今朝、出社と同時にデスクの電話が鳴った。「急で悪いんだけど、新しい仕事が入って、その加工工具選定などの相談に乗ってくれ!」お得意さんのM製作所からの電話だった。出来れば今日の午前中に・・・って言われ、滞っていた事務処理を予定していた時間をそれに充てることにした。M専務との打ち合わせもほぼ片づいたころ、図面に要求される精度の必要性などの話から始まって、いろいろの話が飛び出した。
 
  そもそも何故にこんな部品にこんな精度を要求するのだろう?と思うことがしばしばある。設計者が気軽に入れる公差で、製造単価が大きく違ってくるのだ・・・M専務のいつものぼやきから、<匠>と呼ばれる職人仕事の話になった。人間誰でも指先の感触で数十ミクロンの凹凸があるのは判るものらしいのだが、凹なのか凸なのかは、なかなか判断が難しい、でも<匠>はそれを判断し、もっと極めればオーダーが一桁あがる。つまり数ミクロン(千分の一ミリ)の凹凸、しかも凹なのか凸なのかの判断まで出来るのだそうだ。でも、だからといってそんな凄い<匠>様が皆様、億万長者かと言えば、必ずしもリンクしていないのだ。技術はイコール<金>ではないのだ。
 
  需要と供給の関係だろうってことになった。必要とする要求がどれほどあるかによって始めて技術が<金>に成るのだ。確かに球体をより真球体に造り上げるのは、現在の先端機械よりも<匠>による方が、より精度がいいものが出来るらしいのだが、そんな精度のいい球体を欲しがる人は限られてくると言うことだろう。
 
  ところで、最近の家電にしろ、事務機にしろ、いろんなものの本来それ自体の機能以上の機能を付加されたものが多い。あまりにも多くて、その全てを使い切らないうちに寿命が来てしまう。携帯電話がその代表格だ。あの機能を全て使いこなしている人が何人いるのだろう?メーカー各社、売らんがために開発にしのぎを削っているのだろうが、何処でもクリヤーな音声で途切れることなく、安く気軽に話せると言った本来の携帯電話の基本性能の向上にもっと重点をおいて欲しい。カメラなど付けなくてもいい。そんなことをするから、どこかのアナウンサーが女子高生のスカートの中を写そうとするのだ。いや、論法がねじれて恐縮!恐縮!あれはアナウンサーの人格の欠如のせいだもん・・・ね。
2006/5/17
by iwaserou | 2006-05-17 23:47 | Trackback | Comments(0)
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