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岩瀬労に言わせろう!

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一発勝負

  昨夜は仕事の後、某メーカーの新製品講習会に出席してきた。その帰りのバスに乗り、最寄りの駅までの途中、長い信号待ちに出くわした。その間、何気なく見たビルの一階に有名学習塾の○○分校を見つけた。そこだけが真っ昼間のように明るい照明の下、来春の受験目指した若人達が、講師の指し示すホワイトボードを真剣な面持ちで、睨み付けていた。その壁には一枚の張り紙があった。<・・・練習は本番のつもりで、本番は練習のつもりで・・・> ってところだけが辛うじて読みとれた。
 
そういえば受験って酷なもんだ。一発勝負の世界なのだ。だからこそ本番でもリラックス出来るだけの実力を備えなければならないということなのだろう。何時間勉強しても、どれほど繰り返し学んでも、本番に合格せねば、全てが終わる。
 何事でも<自然体>で出来ればいいのだが・・・。
<いわろう>が少しかじりかけて、断念した<演劇>の世界でも盛んに<自然体で!>と教えられる。日常生活を切り取ったような<場>を作り出せれば本物だ。観客をその<場>の一員であるかのように思わせる<場>を創造出来るか否かは、演ずる側の本当の<自然体>によるところが大きい。 
 
<いわろう>の元所属していた芸プロスクールに現在も通っているS君からのメールにこんな事が書いてあった。何ヶ月か練習して、本番を撮影し編集をしたVTRを見たのだが、がっかりだったらしい。台詞を話しているときは身振りがとまり、動いているときは台詞がぎこちない。練習のとき、講師は何にも言ってくれないので、こんなもんかと思い、高を括っていたらしい。客観的に観て、いかに自分の<実力のなさ>を知った・・・。ってS君は、書いて寄越していた。
 
講師は身をもって<本番>を体験させることで、更に<演ずること>の深みに入れることを教えてくれたのだろう。練習中にS君達が、こうだの!ああだの!いっぱしの演技論を講師にぶつけても、何の回答もなかった講師が、VTRを観て一言「こんなもんだ!何処にも出せない!」って、そして「結果が全てなんだ!」っていったきりだったそうだ。

<演ずること>も<受験>と同じで、これまた一発勝負なのだ。そして、そこで結果を出せるのが<お金を取れる>プロであり<実力>と言うことだろう。
2006/5/26
by iwaserou | 2006-05-26 09:41 | Trackback | Comments(0)
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