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岩瀬労に言わせろう!

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週末に俄主婦

  先日、東大病院(東京都文京区)で、心筋梗塞(しんきんこうそく)を起こした93歳の女性の心臓の壁に開いた穴をふさぐ手術に成功したと報道され、最高齢の記録更新を知ったところだったのに、今日痛ましい事件を知った。
 
  11日深夜、大阪で男性から「妻の首をひもで絞めて殺した」と110番通報があった。妻の無職松原文子さん(77)が夫に殺害され、夫の松原三郎容疑者(81)は殺人容疑で逮捕された。 ・・・調べでは、三郎容疑者は文子さんと2人暮らし。文子さんは8年前から糖尿病を患って自宅療養中で、三郎容疑者も心臓病などで入退院を繰り返していた。「看病に疲れた。妻を殺して自分も死ぬつもりだった」と供述しているという。 近所の人によると、娘や息子らが交代で訪れ、看病を手助けしていた。一家を知る女性は「みんな仲良く、一生懸命だったのに。気の毒です」と声を詰まらせた。(2006年06月11日14時01分アサヒドットコムを抜粋、編集)
 
  この記事を読みながら<いわろう>は11年前亡くした父を思った。晩年は、前立腺ガンを患い<人工膀胱>として横腹からビニールの管で老廃物を取り出す不自由な体だった。そんな<一人暮らし>の父を<いわろう>の兄弟が交代の泊まりがけで、一年ほど看病したことも同時に思い出していた。確かに、世間から見れば松原さん親子のように<みんな仲良く、一生懸命・・・>に写っただろう。しかし、現実は、全く違ったものだった。 

  父側から見れば、子供達に交代に会えるし、我が儘も通るし、二三日おきに気分も変化して良かったのかも知れない。だが、子供達側からすれば、数々の葛藤があった。当時、東京在住の<いわろう>は、主に土日担当にしてもらっていだのだが、<神戸>の父のもとへ戻ってゆくだけでも大変な労力が必要だった。金曜日の仕事を目一杯こなして、東京駅八重洲口から<深夜バス>に乗り込み、早朝の<神戸>に疲れ果てた身体でたどり着く週末がおおよそ一年ほど続いた。

  炊事、洗濯、掃除と<週末俄主婦>と<ビニールパイプ洗浄>が主な仕事だった。「なんで?東京のぼくが、それも独立したての大切な時期に・・・来なければならない・・・」そう言っては関西在住の兄弟達とよく揉めたものだったが、今になって<親孝行の真似事>をさせてもらって<感謝>している。
2006/6/11
by iwaserou | 2006-06-11 23:46 | Trackback | Comments(0)
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