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岩瀬労に言わせろう!

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君の名はライト

  売り物の値段は、買い手が決める!表示されてる価格を支払っても、その売り物が欲しい場合は、そのもの自体の客観的価値は二の次である。

  郊外に出店される大型ホームセンターの人気コーナーにペットコーナーがある。ガラス張り越しに眺める子犬の可愛い仕草には、誰しもつい笑みがこぼれる。なのにケージの枠に表示されてる<価格>に驚かされ、やがて気持ちが曇る。数万円から高価な人気犬種になると数十万円の値がついているのだ。まだ<ママのオッパイが恋しい>ぐらいの生まれたての子犬が、ケージの中に<肉の塊>として<ころがっている>。まさにそんな感じを持つ程の<生まれたて>の命を売買していいのだろうか?飼い主の側から見れば、出来るだけ<子犬>の頃から飼いたいのだろうが。あの時期スキンシップが大切なのに・・・。

 <いわろう>は毎朝、愛犬<ゴン>を散歩させて、近所の公園まで出掛ける。<ゴン>は正真正銘の<雑種>である。だが、朝の散歩中に行き会う犬たちはそんな<高級犬>いや<高額犬>が最近目立って多くなった。ところが、先日<ゴン>が活きよいよく尻尾を振り振りすり寄ってゆく<雑種犬>に巡り会った。「女の子ですか?」その飼い主の初老の男性が話しかけてきた。「ええ!ゴンという女の子で・・・」<いわろう>は応えた。
「うちの子は男の子でね、ライトっていうんですよ」「・・・」名前の由来を勝手に想像している<いわろう>にその男性は「ライトって名前は・・・」って説明し始めた。

 お孫さんが「犬管理所」から譲り受けてきた犬らしい。わが国には都道府県ごとに「犬管理所」と呼ばれる施設があるとか。その施設では捕獲された野犬や迷い犬、<飼うという責任>を放棄した飼い主が連れてきた犬猫などを処理するらしい。 規定されている保護期間が過ぎれば、明らかに飼い犬であっても迷わず殺処分される。猶予期間は3日しかないのだそうだ。年間30万匹のそういう<犬>が処分されており、その<ライト>は、その中から、お孫さんによって生還したのだそうだ。

<明かり>でもない<右>でもない、ライトの由来は、まさに生きる<ライト(権利)>と名付けられたとのことだった。お孫さんにとっての<ライト>との巡り会いは、数十万円の<高額犬>を手にするより<大きな価値>があるだろうと、散歩の帰り道で<ゴン>と共に思った。
2006/6/16
by iwaserou | 2006-06-16 23:48 | Trackback | Comments(0)
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