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岩瀬労に言わせろう!

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凶器は?

 <人>という字は、立っている人を横から見た形を表した象形文字からできている。元来、一人の姿から出来た文字であるのに、いつのころか<人>と言う字はお互いに支え合って出来ているなどという、もっともらしい<ウンチク>として説かれるようになった。 それはそれなりに<説得力>があるので<市民権>を得たのだろう。

  確かに人は、生まれてくるときも、死んで行くときも<一人ぽっち>なのだが、この世では<一人>で生きて行けないのだ。ある時は他人を頼り、ある時は他人を助ける。広義の<愛>によって生きて行けるのだ。まさに<お互いに支え合った>形で<人>となるのだ。

 <・・・愛媛県今治市で、学校でのいじめを苦に自殺した中学1年の男子生徒が、両親に「遺言書」を残していたという。「クラスでは『貧乏』や『泥棒』と言う声がたえず響いていて、その時は悲しい気持ちになります」「机にある小判は私だと思って持っていて下さい」「いつも空から家族を見守っています さようなら いままで育ててくれてありがとう」・・・過去に、いじめに絡む自殺で報じられた幾つかの「遺言」を思い起こす。

「『チビ、デブ、短足』とからだの欠陥をいわれる。『気持ちわりい』といわれる」「みんなに悪口を言われ嫌われている」間もなく新学期という学校も多いだろう。言葉が、取り返しのつかない悲劇を招かないよう、心したい。(29日朝日新聞・天声人語引用・編集)>

  人生で一番楽しい筈の<中学一年生>の文章とは思われない淡々とした文面。今朝これを再び読んで、心が再び痛んだ。時として<言葉>は怖ろしい<凶器>になる。投げかけた方はそんなに<罪悪感>を持たないで、ちょっとした<悪戯>ぐらいなつもりでも、受け取った方の胸をグサリと射止める。自殺した男子生徒もこの生徒の親御さんも<お互いに支え合う>という字の<人>としては生きてこなかったのかも知れない。

更に言うならば<いじめた級友達>も<いじめに>走らざるを得ない<満たされない>心の空虚さを持ち、それを<いじめに>転化させる<病>だったのかも知れない。いずれにしても<学校>や<関わった地域>が<お互いに支え合う>という字の<人>達が希薄だったことは確かだ。この頃、残虐な事件が多くなった。出来ることなら<お互いに支え合う>という字の<人>の<間>で生きる<人間>ばかりの世の中にしていきたいものだ。
2006/8/29


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by iwaserou | 2006-08-29 23:24 | Trackback | Comments(0)
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