岩瀬労に言わせろう!

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<いわろう>は、団塊世代のジジイです!今日も元気だ!ブログが書ける!

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ちょっと遅かったの?

 盆休みを利用して、東北の某県某市で一人暮らしをしている義妹のところへカミさんと出かけて行った。義妹であるカミさんの実妹は洋画家である。丁度今、県が県民会館で主催する展示会に出展している義妹の作品が観られるし、都内より少しは暑さも和らぐだろうと思って出かけて行った。

 ところが、日本列島は至る所で気温の過去最高記録を更新する暑さでうだっているようで、期待はずれでガッカリであった。

「この間、モデルさんを頼んだのよ!」「ウン!ウン!それで・・・」<いわろう>は義妹の「面白い話があるのよ・・・」に思わず姿勢を正した。「女性?若いの?・・・」<いわろう>のみるみる変わる目の色をカミさんは、眺めながら呆れた顔である。「仲間で費用を負担しあって三人の女性モデルさんを頼んだのよね・・・それぞれ好みのモデルさんの前に進み思い思いにデッサンが始まったの・・・」「うん!うん!今度そんなとき連絡くれよ!参加させてもらうから・・・」<いわろう>のそんな脱線気味の懇願に、また軽蔑したカミさんの顔 。

「ところが、一人のモデルさんのところには誰一人と近寄らないのよ・・・」「なぜ?」<いわろう>は問いかけながら同時に解答を導き出していた。「憮然とした面持ちのそのモデルさんは、衣装を整えそそくさと帰って行ったのよ」「年増だったんだ!」<いわろう>はそう叫んだ。「そうなの!気の毒なことをしたわ・・・スタジオにお願いするときに年齢制限を言わなかったからなのよ・・・」

「幾つぐらいの人だったの」初めてカミさんが会話に加わってきた。「四十路も中程っていうところ・・・かな?」<いわろう>はいろんなことを想像しながら黙って聞いていたら「そんな歳のモデルさんっているの?」カミさんが言った。「そりゃ居るわよ!」「そんなの鑑賞に耐えないでしょう!」透かさずカミさんが応えた。

「ちょっと待って!そんな見方でモデルさんを観ないものよ!あくまでも造形としての対象としてだから・・・老婆だってモデルとしての価値があるのだから・・・」「そんなこと言ったって、四十路のモデルさんはお呼びでなかったんでしょう」カミさんは向きになって義妹に応戦した。

「他のモデルさんは幾つぐらいだったの?」またまた脱線気味の<いわろう>の質問にカミさんの鋭い目。「二人とも三十前だったわ」「なるほど!」<いわろう>は頷きながら、今度是非呼んで欲しいと言おうとして、その台詞は呑みこんだ。

「ところで、男性のモデルさんが少ないのよ!結構探しているのよ!」義妹の言葉に即反応した。「それって年齢制限は、やっぱりないんだろう?」「あなた!何考えているの?」カミさんの眉間に皺が寄った。「ぼくでどう?」「・・・」カミさんは言葉を一瞬失っていた。

「もちろん年齢制限なんかないのよ!やってみる?」「いくら貰えるの?アルバイト代?」「あなた!オールヌードなのよ!」カミさんが真剣な面持ちで<いわろう>を制した。「初老の男ってタイトルで挑戦してみるか!」義妹はその気になってきたみたいだ。「バイト代は相場の半分でもいいから使って見てください!先生!」<いわろう>も初体験に少し心が躍った。

 しばらく経ってから「でもオールヌードだよなぁ~」って<いわろう>は、ひとりごちた。勢いで言ってみたけれど、よくよく考えると自信がない。造形的には<初老の男>として腹も出て、少しも心配ではないのだが、股間の<持ち物>を義妹にシゲシゲと観察されたら<あらぬ形>にモリモリと変形しそうで・・・。

 夕飯を三人で食べながら「やっぱりモデル止めとくわ!」と<いわろう>が真面目に言ったら、カミさんと義妹が揃って大笑いをした。「あなた!真剣に考えていたの!」とカミさん。「すでに書類選考で落選しています!」と義妹。遅れて<いわろう>も大笑いをした。そんな小さな事件をひとつ呑みこんで東北の暑い夏の宵は更けましたとさ。
2007/8/18

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by iwaserou | 2007-08-18 23:36