人気ブログランキング |

岩瀬労に言わせろう!

iwaserou.exblog.jp
ブログトップ

弱き者の名、それは・・・

 今月初め、金属加工業のある取引先でのこと。

「この連休はどうされるのですか?」<いわろう>の気軽な質問に、そこの社長さんは曇った顔で応えた。「連休?私どもには休みなんかありません!仕事!仕事!その次ぎも仕事!でゴールデンウィークなんか余所の国の話しですよ!」

 聞くところによると、親会社から連休明けに納めてくれと、その日の昼に鋼材がドッサリと届いたらしい。酷い話だ。親会社にしてみれば、連休明けからすぐにその加工されたパーツを利用できるというわけだ。ゴールデンウィークは休まず!働け!と言うことになる。

「お客様は神様です!から・・・」そう言って、その社長さんは引きつった笑い顔をしながらNC旋盤のスイッチを入れていた。<もっと前倒しに注文出してくれればいいのに!>と文句のひとつも言いたいだろうにと思いながら<いわろう>はそこを無言で出た。

<農機具メーカー大手の井関農機(本社・松山市)の子会社3社が、本社の指示で、農機具部品製造の下請け業者55社に支払う代金計約10億9200万円を不当に減額したとして、公正取引委員会は16日、下請代金支払遅延等防止法(下請法)に基づき、3社に減額分の返還と再発防止を求める勧告をした。本社にも今後、違反をしないよう指導した。
 公取委によると、04年4月に改正下請法が施行され、違反勧告した事例を原則として公表できるようになって以降の最高額。井関農機のIR・広報室は「原材料価格の高騰に対応するため、コストダウンを取引先にお願いした。06年7月~07年4月に減額分を補填(ほてん)して計約9億円を支払っており、違反の認識はなかった」としている。

 公取委によると、違反行為をしたのは、本社が100%出資する連結子会社の井関松山製造所(松山市)、井関熊本製造所(熊本県益城町)、井関新潟製造所(新潟県三条市)。いずれも本社の指示で、コストダウン目標が達成できなかった月に、下請け業者から代金の請求を受ける際、「協力金」名目でもともとの契約額より低い額を請求するよう提案し、応じさせていた。・・・(略)・・・

 公取委の調べに対し、下請け業者の多くは「取引停止になるよりは、減額の提案を受け入れる方がいいと思った」と話しているという。(2008年05月16日21時16分)アサヒドットコム抜粋引用>

 <協力会社>というと聞こえはいいのだが、現実は選択権の全くない親会社から強制的な要求ばかりを押しつけられている。毎年下請け会社に要請される<コストダウン>。これもまた聞こえはいいのだが、親会社からの強制的値切りだ。切削工具や油剤を研究して、蓄積した<企業努力分>の僅かな儲けを、かっさらわれてしまう。

「コストダウン出来なければ、余所へ回すだけだ!」

 そんな殺し文句が、要請の裏側からいつも見え隠れしているとあのとき、あの社長さんも言っていた。現実問題、うかうかしていると採算なんか度外視して、その仕事を横取りして請け負う同業者がごまんといるらしい。よってどこも「取引停止になるよりは、・・・」と泣く泣く受けることになるらしい。

 そもそも<協力>とは、ある目的に向かって、お互いが力を合わせることであり<協力会社>同士が共存共栄することなのだが・・・。どの業界でも、いつも下請けばかりが泣かされているようだ。
2008/5/17

人気Blogランキングへ←順位?気になります(^o^)

にほんブログ村 オヤジ日記ブログへ←コチラも(^o^)よろしくネ!
by iwaserou | 2008-05-17 23:48 | ニュース報道関連 | Trackback | Comments(0)
トラックバックURL : https://iwaserou.exblog.jp/tb/8612505
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
名前
URL
画像認証
削除用パスワード