2008年 10月 08日 ( 1 )

お金と命

<いわろう>は愛煙家。だった。

 ハイライト、ショートホープ、セブンスター。ときにはシンセイ、ときには缶ピーと十八の春から十年余り、一日二、三十本を紫煙に燻らす愛煙家だった。ところが三十路に入った秋口、ある病気で一週間ほど入院したのをきっかけとして、ピタリと愛煙家を返上したのだ。

「先生!タバコをまた再開してもいいですか?」退院の折、担当医に質問する<いわろう>。「良いわけがないでしょう!」聞かれた担当医は鼻で笑いながら即答した。その時感じた屈辱がブースターとなって、禁煙への道へ歩み出したのだ。

 だが禁煙への道は、険しい道程だった。

「この一服で最後にしょう!」そう密かに思い、残りのタバコを引きちぎって灰皿にねじ込んではみたものの、イライラが募り気づけば、また新しいタバコを買い求めパッケージのコシヒモをといていた。

<たばこ1箱1000円以上なら、未成年の喫煙防止に効果的――。厚生労働省の研究班(研究代表者=大井田隆・日大教授)は8日、中高生が喫煙を始めないたばこの価格は1000円以上とする調査結果を公表した。

 「1箱1000円」との案も浮上した政府のたばこ増税論議を後押しする結果と言えそうだ。

 調査は2007年12月~08年2月、全国の中高生約9万人について調べた。このうち調査までの30日間に1日以上喫煙した人は約4500人。1箱当たり20円値上がりした場合は「やめる」とした人は約6%だったが、価格が現在のほぼ2倍に相当する600円になると25%、1000円では約42%に急増した。

 たばこがいくらなら喫煙を始めないかとの問いには、中高生の約50%が1000円以上と回答。中高生の喫煙者がたばこをやめると思う価格を1000円以上とした人は全体の約65%を占めた。

 分析した尾崎米厚・鳥取大准教授は「未成年者の喫煙をゼロにするには、1箱1000円以上にするくらいの思い切った値上げが有効だと考えられる」としている。(2008年10月8日20時13分 読売新聞)ヨミウリオンラインより転載>「この記事は、読売新聞社の許諾を得て転載しています」「読売新聞社の著作物について

 タバコは麻薬そのものだ。

 なかなかあのニコチン地獄から抜け出すことができなかった。起きがけの一服と食後の一服は最後の最後まで残った。禁煙してすでに三十年経った今でも、寝起きに吸う一服や食後の一服の<旨さ>を覚えているほどだ。

 タバコひと箱千円にすれば、未成年者の喫煙をゼロにできる?

 そんなことを<本気>で思っているのだろうか? タバコの<味>を覚えた未成年者は、タバコ欲しさの<新たなる犯行>に及ぶかもしれない。一方初心者はさらに高価になった<大人の味>に興味が行くかもしれない。

<未成年者の喫煙をゼロにするには>方法は、ただひとつしかない。

 大人達が禁煙することだ。つまりこの世から<タバコ>をなくすのが一番の近道になる。大麻が駄目なら、タバコもやっぱり駄目だろう。

 ところでタバコの税金は、価格の63パーセントだと聞く。その税収確保の為だけに<タバコ>を売り続ける限り、ひと箱一万円にしようが、未成年の喫煙は絶対に根絶しないだろう。お金と命。どちらが大切なんだろう?悩むことではないと思うのだが・・・。 
2008/10/8


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by iwaserou | 2008-10-08 23:26 | 新聞・雑誌ネタ

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