岩瀬労に言わせろう!

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<いわろう>は、団塊世代のジジイです!今日も元気だ!ブログが書ける!

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カテゴリ:人間観察( 55 )

今朝、友人と約束した時刻に間に合わない!という、寝過ごしたアラフォーの我が家の娘を、車でJRK駅へ、送って行った帰り道、赤信号に掴まった。目の前の横断歩道を、行き交う人を眺めていたら、白い杖を携えた若い男性と、同い年位の女性のカップルが、右側から渡り始めた。白い杖は、まるで彼の目の様に、道路事情を的確に、彼に伝えているようだ。


付き添いの女性は、指一本触れていないのに、正確に段差を認知して、男性は歩き進めているのに感動した。盲目なのに普通の人と同じぐらいのスピードで歩けるのに感動した以上に、付き添いの女性の心遣いに感動したのだ。<いわろう>なら、二の腕を掴んで、ハイ段差があるよ!前から自転車が来たよ!と、微に入り細に入り案内してしまうだろう。


それは一見、優しい行為に見えるけど、盲目の人の自立を妨げることにもなりかねないのだ。本当の優しさは、彼の自立力を培うようにすることだと、二人を眺めていて<いわろう>は気づいた。人間の情報は、目から得るのが80%だといわれている。<いわろう>は、信号が替わるまでの間、瞼を閉じて彼の「闇の世界」の大変を改めて思った。


<いわろう>は常日頃、「いい意味での無視」が、障害者の方々に対する優しさだと誤解していたが、ジロジロ見ることは論外として、彼らにとって何が大切かを、考えてあげることが、本当の優しさだと思った。付き添いの女性は、兄弟か?奥様か?いずれにしても、彼の近しい人だろう。二人はつかず離れずに道路を渡り切ったとき、信号は青色に替わった。



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by iwaserou | 2018-11-11 22:35 | 人間観察


日曜というのに、所用で都内に出かけることになった。それも、10ヵ所を一日で回るという強行軍のため、効率の悪い車はヤメにし、公共交通機関を利用することにした。今日は、全国的に晴れとの天気予報通りに、清々しい秋晴れの一日だった。


といっても、主に東京メトロや、都営地下鉄線の利用であるから、ほとんどモグラ状態であった。それにしても、いつものことだが、大江戸線にしろ、副都心線にしろ、階段やエスカレーター、長い移動通路にはウンザする。


無計画に、次々と掘り進んだ結果の産物だから仕方ないとは思うのだが・・・。長い通路を歩きながら、『今この時、大地震でも来れば・・・』と、頭をよぎり、気持ち速足になったりもした。でも、蜘蛛の巣状態に張り巡らされた交通網には、メリットの方がはるかにあるので、乗客も黙々とひたすら歩くのだろう。


そんな東京メトロ東西線でのことだ。



向かい側に座った20歳前後の青年男子が、持ち込んだ「ミニクリームパン5個入」を、バリバリ音をたて包装を開き、食べ始めたのである。ところが、大変だ!その青年の隣にいた、23歳の女の子の目にとまったのだ。父親らしき男性の膝に抱かれている、その女の子は、青年の口元と、齧りかけたミニクリームパンを、交互にみながら生唾をゴックン。


それも運悪く、丁度3時のおやつ時間ころだった。


女の子は、健気にも我慢しようと、青年を見ないようにしているのだが、ついまた見てしまって生唾ゴックン。おそらくあの女の子にとって、とても刺激的な風景だっただろう。


<いわろう>は、帰宅後、東京メトロのホームページで確認してみた。一応「車内での飲食に制限はございませんが、他のお客様にご迷惑とならない範囲での飲食をお願いいたします」とのこと。あの青年男子よ!大好物の「ミニクリームパン」なんだろうが、他のお客様のご迷惑になる範囲を、大幅に超えていたようだ!




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by iwaserou | 2018-10-21 20:53 | 人間観察


弊社取引先のS社は、およそ四半世紀のおつき合いになる。先代社長の創業で、その長男さんが現在の社長である。その叔父にあたるY専務は、先代社長の弟さんで、購入品窓口担当である。<いわろう>が、S社へ飛び込み営業し、取引開始から28年になるといえば、感慨深そうな表情で、「もう~そんなになるのか?」といいつつ、タバコに火をつけた。


Y専務は、煙を吐き出しながら「お互いに歳とったよなァ~」といって、互いの言葉が途切れた。「ところで、・・・」と話し始めたY専務は、奥様の話になった。「困ってるんだよ!」「その後のご容態はどうですか?」「良くもなく、悪くもないけど・・・」


先週、かかりつけの病院へ、診察に呼ばれて同行したんだけど、診察が終わって、夫婦二人で帰りかけたとき、担当医の先生から「ご主人だけ残ってください」って言われ、「奥様の余命は、良くて三カ月ほど・・・」との宣告を受けたらしい。


初めは、家で転んで骨折し、腰痛になり内臓疾患を一通り経験。気づけば、車イスでしか移動できず。Y専務は、食事洗濯を済ませてから、午後出社、早期退社の勤務状況が、ここ56年続いている。お互いに75歳。老々介護は辛いものがあるだろう。



帰宅後、「私、もう~駄目なの?教えて!」って詰め寄られ、ウソを応えるのに疲れたY専務。<いわろう>は、そらそうでしょ!自分が人払いされて、病室での会話の内容が、いい話の訳がない!医者も、もう少しの配慮があっていいのではと激怒した。


例えば、メールで知らせるとか、診断書を奥様の居ないところで、そっと手渡すかとか・・・。


<いわろう>は、帰宅後カミさんにその話をしたら、「私なら、部屋を出ろ!って言われても出ないけど・・・」とピシャリと言い切った。益々、頼もしさをパワーアップさせたカミさんに、<いわろう>は、タダタダ感心するばかりだった。


あなたは、どっち派?


余命宣告を自分で、直接聞きたいですか?最期まで、内緒にしてほしいですか?

<いわろう>は、相変わらず優柔不断な性格が顔を出し、軟弱にも決めかねるばかりだ。




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by iwaserou | 2018-10-20 22:47 | 人間観察


<いわろう>は、仕事柄ほぼ毎日クルマを運転している。こまめに、客先へ出向いて行くことで、同業他社より、客先との距離を、物理的にも精神的にも、常により近くしておきたいからだ。忙しい客先は、つい自分たちの本業に没頭し、私たちが取り扱う生産財の検討は二の次になる。


「岩瀬さん!○○が、今すぐ!ほしいんだが・・・」との、客先からの無理難題は、日常茶飯事である。逆にいえば、そこにわれわれ業界の存在意義があるといえるのだ。今朝も、朝一に「お昼までに○○が、手にはいらないか?」との顧客からの電話を受けた。運よく、在庫を持っていたので、対応ができた。


その納品途中のこと、前方を走る自動車が、混んでもいないのに、急にブレーキをかけた。<いわろう>は、カミさんがあきれるほど、車間距離を取るほうだから、少々の急ブレーキを踏まれても、追突することはない。ところが、ピタリと追随している車だったなら、追突していたかもしれない。




『なんだよ!左折するんだったら、ブレーキを踏み前に、ウインカーを点けて、まず後続車に知らせるべきだろうが・・・』<いわろう>は、車内で吠えていた。こういう手の運転者は、意外と多いようだ。曲がりながらウインカーを点けている人がいるかと思えば、全くウインカーを点けず、いきなり曲がる強者もいる。


ところで、あなたはどっち派?足が先?手が先?


もしも、ウインカーより、ブレーキを先に踏んでいたら、明日からでもいいので、是非ウインカーを先に点灯させてから、おもむろにブレーキを踏むようにしてほしい!要は、足より手の方を早く動かせば、追突事故の何%かは回避できると思う!




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by iwaserou | 2018-10-17 21:54 | 人間観察

<いわろう>は、22歳のときに、運転免許を取得して以来、ほぼ半世紀に亘り、車を運転している。そして、サラリーマンから独立後の直近30年間は、ほぼ毎日運転している。もう地球を何周したことになるのだろう。地球一周を4Kmとすると、多分25周は軽く回っているだろう。


その間、交通事故にいく度か巻き込まれ、警察のお世話になったことがある。ほとんどが<モライ事故>である。左側面から二度、右前方からも一度ある。この時はエアバッグが作動し、車内が真っ白になって、パニクったものだ。さらに、追突にいたっては、軽いのも含めて三度もホラれている。それも、タクシドライバーのよそ見運転による追突事故では、むち打ち症治療に半年間の通院を経験している。


そんな、モライ事故経験豊富な<いわろう>だから、安全運転には人一倍注意している。




ところで、最近ヒヤリとさせられたことがあった。先頭で信号待ちしていた<いわろう>は、交差点の左側の視界が遮断されていたので、前方信号が青になっても、慎重にアクセルを踏みかけた矢先、停止信号になっているはずの交差道路から、強引に右折し<いわろう>の車前面を、左から右にかすめて走る車があった。


運転者を確認すれば、またアラフォーらしき女性だった。「危ない運転をする~~~!」<いわろう>は、車内で怒鳴っていた。最近、女性ドライバーが増えたからか、危ない運転をする人に女性が多いように思う。それもアラフォーの女性だ。過日も、あおり運転してくる運転者を、ルームミラーから確認すると、斜めに加えたタバコを燻らす、アラフォーの女性だった。


車を運転すると性格が、豹変する人が多いとは聞く。ご本人の単独事故は自己責任で解決すればいいが、<モライ事故>は、お断りしたい。と言いつつ、<いわろう>も、いつ何時加害者になるかもしれない。スピードを控えめにさえすれば、事故率は激減するという。改めて、安全運転に心掛けようっと!




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by iwaserou | 2018-10-12 22:13 | 人間観察

「硬さ」も「太さ」も、ましてや「長さ」も、まるで自信のない<いわろう>に、申し上げる資格はありませんが、三拍子ともそろった殿方など、そう簡単にはお眼に掛かれないと思う。かと、申しあげても、世の中は広い。「オレこそ!三拍子そろっている!」という、強者もいらっしゃることだろう。


ところで、私ごとで恐縮だが。


<いわろう>は、女系家族で育ったためか、涙もろく心優しい性格である。新しい挑戦で、少しの困難に直面したときでも、初志なんてどこかへふっ飛ばし、出来ない理由を自分の<意志の弱さ>にせず、他の原因を見つけ出す名人である。何が何でもヤリ抜く、意志の<硬い男>になりたと思ってはいるのだが。



また、了見の狭さにも自分自身に、愛想が尽きるほどである。取るに足らない他人の振る舞いに、口角泡を飛ばし、非難ゴウゴウの嵐を、浴びせかけることもある。いい加減にいい歳になったのだから、よそうと思っているのに、どうでもいいことに立腹してしまう。もっと<太っ腹>の男になりたいと思っているのだが。


さらには、<いわろう>の気の短さで、長年連れ添ったカミさんをも、いまだにイライラさせてしまう。先日、駅まで車で送って欲しいというカミさんの支度の遅さに、大声を出して急かせたりする。カミさんから「あなたの<気の短さ>は天下一だわ!」と、お墨付きをいただく始末だ。


もう~古希というのに・・・だ。


いまさら「硬さ」も「太さ」も「長さ」も、持ち合わせないジジイに残された道は、「持続力」あるのみだ。そうだ、嫌われながらも、しぶとくナガ~~~ク生きる「持続力」は、だれにも負けないようにしょう!





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by iwaserou | 2018-10-06 21:21 | 人間観察

今朝、仕事に出かけようと、玄関のドアーを開けると、ドアの前の傘立てに「回覧板」が、無造作に立てかけてあった。隣人が気をきかせて、呼び鈴を押さずに、そっと置いて行ってくれたのだろう。でも、本来の「回覧板」が持つ<コミニュケーションツール>の意味から、少しズレいるようにも思えた。


ところで、その内容だが、「自分の家の前といえども、車を長時間停めないようにしましょう。迷惑を感じている人がいます」である。家人は、「こんなことを回覧板で回すものなの?」という。しかし、そんなこと、本人に面と向かって言えないだろうと、<いわろう>は応酬した。



「毎週土日になると曲がり角に停めている、あの角の車のことだよ!」<いわろう>が、続けて力説すると、今度は、家人が「お互い様じゃないの!ウチだって、むかし、夜間停めていたじゃないの・・・」と応酬してきた。


とにかく、他人様の特に悪い行動はよく気づくが、自分のことは他人から指摘されないと、なかなか気づかないもの!と改めて気づかされた朝だった。


むかしむかし、おばあちゃんの口癖だった、「人の振り見て我が振り直せ」とは、他人の行動を見て、良いところは見習い、悪いところは改めよという意味。なるべくなら、良い面を見習う!ばかりの人生でありたいと思う。



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by iwaserou | 2018-10-04 21:43 | 人間観察

<いわろう>が遊び呆けていた、大学時代の話だ。<いわろう>は、あのころ、ロクスッポ大学も行かず講義も出ず、朝から晩まで、パチンコだ!麻雀だ!女あそびだ!と、今思えば時間を浪費していたものだ。そんな、半世紀以上前の懐かしい話だ。


当時、夏と冬に決まって、やっていたアルバイトがあった。それは、デパートの贈答品を、一般家庭に届ける配達業務である。中元や歳暮の繁忙期に限って、デパートからその配送業務を請け負った「配達所」というのがあった。それは、エリアごとにあり、多くの学生アルバイトが働いていた。


中元シーズン真っ盛りの暑いある日、昼食後いつものように雑談をしていた。どこからか「あそこの奥さん!今日もスケスケの服着てたゼ!」「有名だよナァ~」「先輩も言ってたよ!」「そうそう!思わせぶりに、お冷でもどうかしら?ってね!」「誘ってんだ!きっと!」という噂話。


その話題の奥様は、今でいうアラフォーの坂道途中だった。それからしばらくしたある日、そのエリア担当の学生が休みで、<いわろう>が回ることになった。運よく話題の奥様宅へのお届けものがあった。<いわろう>は、平静を装うのだが、心臓は早鐘状態。



玄関先へ、「は~~い!」応対に出てきた話題の奥様は、評判通りの「いい女」だった。「あの・・・」<いわろう>の喉はカラカラ。モジモジしている<いわろう>に、奥様の放った言葉に<いわろう>は仰天した。


「今!オ〇ンコ出しますね!」


といつて、奥様は魅力タップリなヒップを、左右に振りながら奥へ消えて行った。<いわろう>の身体は沸騰状態だ。『確かに!オ〇ンコ出します!って言ってたゼ!誘って来るって本当なんだ!・・・』<いわろう>は、それなりの覚悟を決め、暴れる股間をなだめながら、奥様のお戻りを今か今かと待った。


「お待たせ!」って戻って来た奥様の指先に、摘ままれている物体を見て<いわろう>の期待で積み上げた緊張の山の頂は、大きな音と共に崩れ去った。<いわろう>は、印鑑を差し出す奥様の顔を見ながら、『オハンコなんて!・・・ハンコにまでオをつけるなよ!誤解させるな!」と心の中で大声出して叫んでいた。


(ハ)を(オ)と聞き間違えて、一人で興奮していた、血気盛んな青春時代の濃いピンク色の想い出だ。



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by iwaserou | 2018-10-02 21:43 | 人間観察


「赤い夕陽が、校舎をそめて、二レの木陰に、弾み声」は、舟木一夫が唄って大ヒットした「高校三年生」の歌詞の冒頭だ。<いわろう>は、そのころ高校二年生で、夕暮れ時など学校前の小高い丘で、友人達とよく歌っていたのを憶えている。半世紀以上前の光景だ。


そんな時代のある日のこと、唐突にも父親が、ニコニコ顔で<いわろう>に、近づきながら、左右の手の親指と人差し指で、二つの半円弧をつくり、その端を繋いで見せたのだ。意味不明の父親のその行動に、<いわろう>は、戸惑うしかなかった。


どう見ても、二つの半円弧が繋がれて、できた父親の指はSの字にしか見えない。


「これ!やったことあるか?」と、そのS字を<いわろう>の臍のあたりに、近づけながら、質問してくる父親。<いわろう>は、それを恐る恐る再び見ながら、『S』『やったこと?』と交互に、心の中でつぶやいていたら、『Sって・・・スモークのことだ!タバコのことなんだ!』<いわろう>は、合点した。



「うん!友達と学校の屋上で、何度かある!」と、応える<いわろう>の顔を、怪訝そうに見ながら、あのときの父親の顔は複雑だった。それから、数年たち大学生になったころ、セックスの真似ごとをヤルようになって、その時のS字が、セックスの意味だったのだと気づいたのだ。


<いわろう>は、古希になった今でも、その正解を父親から聞いていない。いや!もう~聞けない!父親は亡くなって、四半世紀近くにもなる。今度、父親に逢ったら「あれは、セックスの意味だったんだね」って安心させたい。「学校の屋上で友達と、セックスをたびたびやっていたのか・・・」という、父親の誤解を解いてあげたいのだ。でもその機会も、もう~すぐだ!



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by iwaserou | 2018-10-01 21:28 | 人間観察

<いわろう>のサラリーマン時代の話だ。30歳の後半、営業のサポート部門をまとめることになった。主な業務は、外勤の男性営業マンを支援することだった。そのスタッフとして、20歳代の二人の女性があたり、その取りまとめを仰せつかったという訳だ。


そのひとりの女性・W譲は、名門女子大を出て勤続5年目で、どんな仕事もテキパキとこなし、こちらがブレーキをかけなければ、仕事をやりすぎるきらいがあった。もう一人の女性は、普通の大学を卒業したてで、まだ学生気分を引きずっている若い女性だった。


ある日のこと、通常通りの勤務中「岩瀬さんは酷い!」っと言いながら、W譲が大粒の涙を流し始めたのだ。<いわろう>は、なにがなんだかわからずに、ただうろたえるばかりであった。その当時、同じフロアーには、およそ50名ほどの社員がおり、「岩瀬が女性を泣かせている!」という無言の驚愕伝播が、フロアー全域に席巻していくのが感じられた。


とにかく、この場を外さなければと考えた<いわろう>は、彼女を外勤営業マンのロッカーの影に導くことにした。経験不足の若い女性に、後を任せるのも不安だけれど、この際、優先順位を考えると、ボロボロ涙を流す女性を、これ以上衆目に晒すわけにはいかなかったのだ。



「どうしたの?」<いわろう>は、W譲に涙の訳を聞いてみた。「私なんか何も教えてくれなかったのに、Sさんにはなんでも教えてあげている」W譲は、<いわろう>が、Sさんを依怙贔屓しすぎるとのことだった。


「だって・・・Sさんには教えるべきことが多くあるからだよ!しかたないだろう?」「・・・」


無言で涙を拭き取るW譲の横顔を眺めながら、<いわろう>は、女性心理の深淵さにふれたような気がした。それは、Sさんに対する「嫉妬」という単純なものでなく、本来女性が持つ「自己愛の顕示」であったのだろうと、古希になった<いわろう>は、改めて想い出している。




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by iwaserou | 2018-09-28 21:42 | 人間観察

by いわろう