岩瀬労に言わせろう!

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<いわろう>は、団塊世代のジジイです!今日も元気だ!ブログが書ける!

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カテゴリ:日記( 58 )




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我が家は<いわろう>が、48歳の時、新築の建売を購入した。もう22年も経ったワケだ。引っ越した当初は、野鳥の囀りで目覚めるほどの、閑静な佇まいであったのだが、22年の歳月は、いろんなモノを変貌させてしまった。住環境しかり、カミさんの崩れようしかり、<いわろう>の夜のお勤めしかりだ。


それにひきかえ、お隣の奥さんは、年々お若くなられ、ますます魅力的でソソられるのだ。確か、彼女も還暦前のはずだが、どこからどうみても50歳になるか、ならないかの50ゴザカキである。ちなみに、50ゴザカキとは、「女性は年齢を重ねるごとに性欲も快楽も強くなる」という諺の一節とか。


30させごろ 40しごろ 50ゴザカキ(ござむしり)60ろくに濡れずとも」であるやに聞く。


<いわろう>は、頭の中で、花びらを毟りながら、『お願いスル!お願いシナイ!・・・』をくり返し、今日この時まで、何輪の花びらを毟ったことだろう。やはりお願いして、いままでの関係にびびっが入り、あの魅惑的な笑顔が、見られなくなるのはとても辛い。軽蔑されながらの日々は、針のムシロであるし・・・。


ところが、<いわろう>は、男の子だ。そして、もう古希だ。いまさら、世間体を気にしたりしないし、倫理観の欠如と揶揄されようが、いま流行りのコンプライアンスなんぞ、クソ食らえだ、残された人生の先は見えている。お迎えはすぐそこまで来ている。食べたいものは、誰にも遠慮せず、タラフク食い、ヤリたいことはヤリたいだけヤリまくり、不平は憚ることなく、世間に向けてでも吠えることにした。



ところで、「一盗二三妾四妓五妻」とは、かつて男尊女卑の世に、男性にとって最も快楽を味わえるセックスの順序。自分にとって最も価値のない女(妻)が、他人様にとって最高の女になるとは・・・。ところが、「人の女房はフグの如し、好味なれども命危うし」という格言もある。だからこそ、世の殿方は「一盗」に憧れるのだろう。<いわろう>も、その一人だ!


「奥さ~~~ん!思い切って・・・お願いします!」<いわろう>は、一気に言葉にした。<いわろう>のお願いごとを聞くなり、奥さんは興奮状態になった。それはある程度、想定通りの反応だったが、その後の奥さんからの応酬は、全くの想定外だった。


「岩瀬さん!お言葉を返すようですが、お宅は、以前ワンちゃんを飼っていらしたわよね~~」「・・・」

「わたくしたち夫婦は犬猫が大嫌いで、お庭で放し飼いされたワンちゃんの動物臭には、毎日悩まされていたんですのよ・・・」「それとこれとは違うでしょう?」「何が違いますの?ウチの旦那が換気扇からタバコの煙を吐き出すぐらい・・・犬の毛がわが家の洗濯ものにくっつくことに比べれば・・・可愛いものですでしょ・・・」


<いわろう>は、想定外の奥さんの罵倒を、受けながら、『旦那のタバコの煙ぐらい、窓を閉め切り、こちらが一時だけ我慢すればいいだけだった』と後悔していた。カミさんが、常々言っていた「お互い様だから・・・」とは、そういう意味だったのかと、やっと腑に落ちた。「覆水盆に返らず」とは、正にこのことだ。そして、これから、お迎えが来るまで、針のムシロに座るしかない!


ついに!憧れの隣の奥さんと喧嘩をヤリました。同時に「一盗」の夢物語も、見事に真っ二つ!あの隣の奥さんの魅惑的でソソるあの微笑みよ!永遠にさようなら!(了)



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by iwaserou | 2018-10-18 21:08 | 日記


先週の日曜日のこと。カミさんは金曜日から、お友達三人と温泉旅行へでかけ留守。アラフォーのひとり娘は、いまさら塗りたくっても、無意味な化粧をコッテリ施し、街へとお出かけだ。<いわろう>はといえば、土日に片付けるべき仕事で、ひと休みする暇もなかった。


「ほら!月曜日は不燃ごみの日だから、まとめておいて!」「そろそろストーブを倉庫から出しておいて!」「お風呂のカビを落してね」「お天気がよかったら、お布団干してよ」「御台所の蛇口がもれてるみたいだから直しておいて」「この間の台風で、屋根が傷んでないか?」などなど、カミさんが留守している間に、<いわろう>に課せたミッションがテンコ盛りだった。


『まずは、月曜の不燃ごみでもまとめるか・・・』と、勝手口から出た途端、お隣の換気扇がパタッと開いた。と同時にタバコの煙がモクモク。お隣の旦那が家で吸うときは、換気扇の前だけで許されているようで、いつもわが家は、発がん性物質を含んだ副流煙もろとも、「煙幕のお見舞い」を食らうのだ。


「お互い様だから・・・言えないよね~」という、カミさんにいつも抑えられている<いわろう>だが、堪忍袋が切れそうなマックス状態が、続いていたのは正直のところだった。



そんなウジウジと考えていた時に、「おはよう!ございます!」お隣の奥さんが、突然勝手口からお出ましだ。これが、困ったことに<いわろう>好みのいい女である。イケないことだとしりつつも、一度だけでもお願いしたいと思っていたのである。その数少ない機会が到来した!ようだ。


「奥さん!お願いがあるのですが!」<いわろう>は、家族が誰もいないことをいいことに、お隣の奥さんを、わが家の玄関先まで招き入れることに成功した。『この上品で、美人の奥さんでも・・・あの時はどう取乱すのだろう・・・どんな声を・・・』<いわろう>は、奥さんのアノときの変容ぶりを、ひとり妄想するばかりであった。


「オ!オッ!奥さ~ん!一度オネガイ!しようかと・・・」<いわろう>の喉はカラカラになって、舌が絡まり、まともに言葉がでない状態になってしまった。


↓↓↓↓↓↓↓

ゴメンナサイ!ここで、予定の字数に達してしまいました。この続きは、きっと後日<ついに!お隣の奥さんとヤリました。(続編)>を、お話させていただきますので・・・今夜はこのへんで失礼させていただきます。おやすみなさい!


(後編)をお読みいただけるのなら、こちらから☞



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by iwaserou | 2018-10-15 21:08 | 日記


<いわろう>は、カミさんからオツカイを仰せつかった。霧雨の降る土曜の朝から、冷凍ウドンとカキ揚げ3個、それからネギ1本である。家族三人の豪華な、お昼ご飯の調達である。さすがに、これぐらいの品数だったら、いつも持たされているメモ書きは不要だ。<いわろう>は、ウドンさえあれば、ほかに何もいらないし、三度の飯がウドンになっても、ご機嫌である特殊体質なのだ。


我がグランド化したスーパーマーケット内を、縦横無尽に動き回り、あっという間に三品を買い物カゴに確保した。さて、レジへと見渡せば、どのレジにも長蛇の列。霧雨で客足は少ないと高を括っていた<いわろう>は、どのレジが早く済みそうか、並ぶレジの選択行為に入った。ところが、根っからの<スケベ心>が、こんな局面でも顔を出したのだ。悲しい性とでもいえるだろう。


どうせ列に並ぶのなら、ご年配の男性より、美味しそうな<よその奥さん>の後ろに、つきたいではないか?それも、できれば美形の四十、五十デコボコの奥様の後ろに・・・。与えられた状況下で、最善をつくした<いわろう>は、何気なくお目当ての列についた。ところが、その奥様は<いわろう>の顔をジロジロ見ながら、なにか言いたそうな素振りである。




<いわろう>は焦った。前のチャックはチャンと締まっているし、朝起きて歯を磨いたし、髭も剃ったし、整髪も決めた。まして可笑しな服装でもない。顔に何かついているのでは・・・。そんな、ことを考えていたら。「よろしかった・・・どうぞ!」と話しかけられた。「はあ~~?」<いわろう>は、突然のその奥様の誘いに、眠け眼がパッチリ!


「いえ!結構です!」<いわろう>は、せっかくの誘いを断った。奥様は<いわろう>のカゴの量が少ないので、お先にどうぞ!ということだった。「一時間も二時間もかからないでしょ」と、軽いギャグを交えて応える<いわろう>に、奥様の柔らかい微笑みが返ってきた。


「お買い物ですか?」「え~私って、ウドンさえあれば、ご機嫌な人なんです」「あら~私もなんです」「そういえば、ウドン玉がひとつ入っていますね~」「お昼に食べようって・・・」「おひとり暮らしなんですか?」「はい」「よかったらお昼ご一緒しませんか?」てな、艶っぽい話には、残念ながら発展しなかった。


霧雨と共に、ごくごく、ありふれた日常が、また一日過ぎ去った。




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by iwaserou | 2018-10-13 21:30 | 日記

<いわろう>は、わが家のゴミ出し担当だ。隔週の月曜日が、不燃ごみで、火曜日と金曜日が燃えるゴミ。水曜日がプラスチックなどと不燃ごみである。担当に任命されたころ「これも、あれも燃えるゾ!不燃ごみなんて・・・あるのか?」と、ブツクサ言っていたのだが、最近ではカミさんの厳しいご指導を受けずとも、自分で判断できるまでに、スキルアップしている。


実は、お風呂洗いも<いわろう>の担当だ。どんなに遅く帰宅しようが、家族全員で<いわろう>が、お風呂を用意するまで、大人しく待っているのだ。アラフォーの娘なんか、帰宅した<いわろう>に、風呂掃除を優先させる。ところが、この風呂掃除も奥義を極めれば、喜びにまで昇華できるのだが・・・。家族の期待を担いながらも、いまだ道半ばというところだ。


「あなた!もっと優しく撫でて・・・」カミさんは、<いわろう>の風呂掃除の現場監督である。「あなたは、力を入れ過ぎて、ゴシゴシやりすぎるのよ!」「そうか?でも浴槽のこびりついたアカが落ちないんだよ!」「あなたみたいに力任せに擦れば、FRPだから穴が空いちゃうよ!」「まさか!」と<いわろう>は、カミさんに応酬しながら『文句言うぐらいなら、オマエさんがやれよ!』と、言いたいのだけど・・・。


カミさんには、頭があがらないことがありすぎる。


そもそも稼ぎの悪いこと、あるいは小遣いの前借の常習化、はたまた夜のオツトメの長期有給休暇などなどである。ところで、お宅はゴミ出しとか、お風呂掃除は、どなたの担当ですか?朝のゴミ出しのとき、出合う顔ぶれは、9割方男性陣であるが、お風呂掃除は家庭内のことで皆目わからない。お聞きすることでもないが、多分旦那様がご担当だろう。


お風呂掃除って、やれば分かるのだが、結構重労働である。そこで、最近プロに任せる、ご家庭が増えたと聞く。<いわろう>も古希をすぎてキツイ!強く擦れば、もっと優しく!優しくすれば、浴槽の汚れは落ちない。先日、アラフォーの娘に言うと「なんで、私がお風呂の掃除をやるの?」と逆に問われ、トホホのホとなった。風呂掃除担当の後継者が育っていないわが家も、そろそろプロにお任せする頃かもしれない。






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by iwaserou | 2018-10-11 21:53 | 日記

<いわろう>が中学生時代の話だ。もう~半世紀以上も前になる、昭和三十年代のことだ。放課後には在籍していた卓球部で、汗を流していた。今でこそ、卓球もある程度は、脚光を浴びるようになったが、当時は代表的なネクラスポーツだった。


「日曜日なのに卓球の練習なのか?」と、チョッピリ寂しそうな、父親に送り出される中学生だった。でも、自分なりには、<三度の飯より>卓球にハマっていたのだ。使い古したラケットを、掌サイズに加工した小さいラケットでも、普通にラリーができるまでのスキルを身につけていた。


そんな、ある日曜日のこと、やはり卓球部の練習に、朝から学校で励んでいたのだが、急に腹痛をもよおし、自宅にもどってみると、母はもちろん父もいない。


カギもかけずに物騒だな~と、思いながらウチのなかをウロウロしていた。


すると、風呂場から父と母の話し声が聞こえる。「あなた~そのカタイので、もっと突いて!」「ここをか?」「そうよ!そこ!そこ!そこよ!」「ハァ~!ハァ~!」と、父は苦しみの中に快楽を混ぜたような、喘ぎ声で母に応えている。


「もっと腰を入れて!奥の方を掻きまわしてェ~~」「ハァ~!ハァ~!」父の喘ぎ声は明らかにバージョンアップしている。「こちらの穴もヤッテ~~~」母は母で、「きっと!気持ち良くなるから・・・」と途切れ途切れで、熱っぽい!



<いわろう少年>は、身体に電流がビリビリッと走った。『これが!かつて、先輩から教わった、夫婦の営みなのだッ!』と思った瞬間、持っていたバックを、床に落としてしまった。その音で夫婦の会話はピタリと止まって、風呂場の扉がガラリと開いた。


そこにいた父親の手には、先が硬そうなブラシが握られていた。「お~!早かったんだね!風呂掃除も終わったので、キャッチボールでもするか?」「・・・」<いわろう少年>は、腹痛も忘れその場に、ヘナヘナと崩れてしまっていた。



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by iwaserou | 2018-09-30 20:24 | 日記

69?アンタもお好きね~

先日、コンビニの駐車場で、車の中から客先と携帯で話していた。すると向かい側に、真っ赤な外車が停まった。話しながら、ふとその車のナンバープレートを見たら、なんと!69番である。へえ~!こんな番号つけている人ってどんな人だろう?


ピアスをつけた若いアンちゃんぐらいを想像していた<いわろう>は、車から出てきた人にさらに驚いた。年の頃なら40歳前後の<いわろう>好みで、お願いしたいと思わせるご婦人である。<いわろう>は、想像の世界に舞った。彼女が69に興じる艶めかしい姿態を・・・。


ところで、車のナンバーはお金さえ払えば、自分好みのナンバーを取得することができる。そのナンバーは、上部のナンバーの二番目が3になっているから、第三者でもそれが、自分好みのナンバーだと分かるようになっている。彼女ももちろん自分が選んだ69番だった。


<いわろう>は客先に飛び込むなり、その話を営業の話のマクラにした。「今ね~69番のナンバープレートを見ましたよ!」「・・・」お客さんは、ニコニコするだけでノーコメント。「それが、イイ女でね~~~」<いわろう>の鼻の下は、多分伸びきっていただろう。


ところが、お客さんは冷静にいった。


「岩瀬さん!そのご婦人はロックが好きなんでしょう」「ロックね~」<いわろう>の過熱した頭が急速に冷えて行くのがわかった。「岩瀬さんってやっぱり!お若いですね~」お客さんはそういいながら駄目押しのひとことを、冷めきった<いわろう>に浴びせかけた。


「そのご婦人は、69日生まれだったりして・・・」



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by iwaserou | 2018-09-17 21:45 | 日記

「ジ エンド」

中学生だった<いわろう>は、映画館の大画面に映し出された、THE  ENDを思わず声を出してそう読んだ。隣のシートで一緒に映画を観ていた、当時サラリーマン一年生だった兄が「ジエンドかァ~」と何度か繰り返し、嘲笑混じりの嫌な表情で呟いたのを、古希になったいまでもよく憶えている。


兄が、サラリーマンの初給料で、弟の<いわろう>に、「映画でも観よう!」と奢ってくれた、最初で最後の兄からのプレゼントだったのだ。


中学時代、大好きで得意だった「英語」で習ったばかりの、母音前の「THE」は「ザ」でなく「ジ」だというルールが、自然と口から飛び出してしまっただけなのに・・・。そんなにバカにしなくてもいいのに・・・。このときから、兄と弟という関係が少しずつ離れて行ったように思う。


あのとき観た映画は、チャールトン・ヘストン主演のアメリカ映画<北京の55日>で、70ミリフィルム(?)の大画面で、当時は随分話題になったようにも記憶している。確か、あれは大阪・梅田の劇場だった。


ストーリーはほとんど忘れてしまったが、中国で勃発した義和団事変を題材にしていたようにうっすらと憶えている。亡くなられた伊丹十三監督も出演されていた。そして大画面の女優エヴァ・ガードナーの妖艶さは、今でもよく憶えている。


あれから、半世紀以上のときが過ぎ、兄と弟は東京と神戸で別れて過ごしている。いろいろなことが二人の間に起こり、兄弟はいま「頑固ジジイ同志」になってしまった。それは、<いわろう>にも兄にも、原因も責任もあることは、お互いの腹にあるのだろうが・・・。


このまま<いわろう>から、兄に逢いに行くことはないかもしれない。


でも、映画「北京の55日」を、もう一度観たい!という気持ちは、心の深いところで燻り続けている。これは、兄との和解を密かに望んでいる証なのかも?兄は多分<いわろう>に、この映画を奢ったことも忘れていることだろうけど・・・。





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by iwaserou | 2018-09-15 21:01 | 日記

 都内に出かけ帰宅する電車で、ウトウトしていたら、前に立った女性同士の会話が耳に流れ込んできた。年のころは、ウチの娘と同じぐらいのアラフォーのようだ。この年代はどんな会話をしているのだろう?寝たふりを装いながら、ダンボウ耳をより大きくして、聞いていると・・・。


「社員食堂に飽きていたので、昼食は行列のできるお店で・・・」とか「仕事がキツかったけど適当にサボっていた・・・」「上司がどうとかこうとか・・・」の話に花を咲かせていた。やがて、一人の女性が「最近!鏡を見るの怖くない?」といいだした。


『そういえば、ウチの娘も先日鏡の前で、同じことを言っていたっけ?』


「そうなのよね~」「隠せないんだもの」「首の周りの小ジワって・・・年齢がバレバレだもんね~」<いわろう>は、薄目を開けてその女性の首筋が、見たい衝動を抑えながら、話の内容にのめり込んでいた。『そうなのか?娘が鏡を怖がっていたのは、そういうことだったのか・・・』


「顔ならファンデーションで隠せるけど・・・」「首の乾燥小ジワって、見た目年齢を決められちャうし・・・」「首周りの皮膚って薄いから、特にカサカサになッちャうみたい!」「センパイがいってたけど・・・首の乾燥小ジワ用の美容液があるんだって?」「・・・」


<いわろう>が、娘に受け売りしてやろうと、頭のノートに記入しておこうとした矢先のこと。停車駅で大勢の乗客が乗り込んできて、そのアラフォーのご両人は<いわろう>の前から消えてしまっていた。肝心の商品名を聞き逃した!娘に教えてやろうろ思ったのに残念なことをした。『たしか?セラミックとかなんとか・・・横文字のような商品名だったけど・・・』


その後、<いわろう>は、降車駅までぐっすりと眠てしまっていた。







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by iwaserou | 2018-09-14 22:28 | 日記

先週の土曜の昼下がり、ついに、わが家にも電話がかかってきた。リビングでウトウトしかけた時のこと、誰も出かけている様子なので、私がしかたなく電話をとった。電話の声はどこか聞き覚えがある。消え入りそうな若い男声は、遠く離れて暮らす次男坊の声にも聞こえる。


「もしもし」私は少し強めに返答した。気弱そうな男声は「ヒロキなんだけど・・・」という。「オ~!ヒロキか?元気にしてるか?」「ウン!まァ~~ね・・・」私は懐かしくなって、少しウルッとなりかけたが、クスッとなった。


『やれやれ、わが家にもオレオレ詐欺がお越しか!』と気づいた私は、相手の演技の出来具合を聞いて楽しんでやろうと、調子を合わせることにした。ヒロキ君は、自分が引っ掛かっていることにも気づかず、まんまとジジイを引っ掛けたつもりのようで、決まったセリフを宣う。


「上司から預かっていた現金入りバッグを紛失してしまって・・・」「お前はいつも慎重さがない!」「明後日の昼までに、弁償しないとクビになる・・・」今にも泣き出しそうな演技力。「それでいくらなんだい?」「・・・」男声はしばらく黙ったままだったが「その現金はいくらなんだい?」と、私が少し怒った調子で詰問すれば、「う~~~ん・・・120万なんだけど・・・」


「ヒロキ君!悪いけど間違い電話のようだね~~~!」「・・・」電話の相手は明らかに動揺しているようだ。「ウチの次男坊の名前は、確かにヒロキって読めるけど・・・読み方がちがっているよ!その名簿には振り仮名が書かれていなかったようだねヒロキ君!」


「クソッ!テメエの家は判ってんだから・・・覚悟シトケッ!」といいながら、ヒロキ君は電話を叩きつけるようにして切った。帰宅したカミさんに「あなた!仕返しに来られたら・・・」と言われ、ビビッて警察に助けを乞うたしだいだ。年寄りの冷や水はほどほどにしとこうっと!



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by iwaserou | 2018-08-31 22:46 | 日記

先日、都内に用事があって、朝から出かけた。ついでに、ということで数ヵ所の用事をまとめて済ませようとした結果、夕方近くには疲労が隠せなかったようだ。乗り継いで乗った東京メトロは、相変わらず混んでいて、立ったまま無意識に扉に寄っかかっていた。


「よろしかったら、こちらにお掛けになりません?」四十路前後の美しいご婦人が、私に近づきながら誘ってくれる。「・・・」私はまったく予期していなかった場面展開に戸惑うばかりだ。『随分!積極的だ!さすがに都会だ!ご婦人から声をかけ誘惑してくる・・・』


一瞬、私は背筋を伸ばし姿勢を正したのだが・・・。


やがて、少し冷静を取り戻してみれば、「優先席へどうぞ!」との誘いだと気づいた。自分では「優先席」なんて、まだまだ無縁だと思っていたのだが、世間様から観れば立派な「老人」だったのだ。私は心の中の不必要な葛藤を抑え込みながら、「いえ!次の駅でおりますから・・・」とやっとの思いで返答した。


『いえ!先に急ぐ用事がありますので・・・』『約束した人を待たせておりますので・・・』

『今日は都合が悪いので、また後日にでもゆっくりと・・・』などなど、相手に失礼のない「断り文句」を、必死で考えていた厚顔無恥な自分を押し殺して、逃げるように用事もない次の駅で降りてしまった。


後続のメトロを待ちながら、「優先席」を譲ろうとしたご婦人には、悪いことをしたな~~と思った、このエロ爺をお許しください!



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by iwaserou | 2018-08-30 21:09 | 日記

by いわろう