タグ:世相雑感 ( 437 ) タグの人気記事

「吉原と日本人のセックス400年史」下川耿史X永井義男・<辰巳出版>を読んだ

先週の金曜日、取引先のY部長と飲み食いした。今月の二度目の三連休とあって、遊びモードが勝ってか、仕事のノリがイマイチだったので、「気持ちの切り替えでもしますか?」と、Y部長を誘ったのだ。Y部長はC社の購入品調達の責任者なので、一応世間でいう接待に当たるが、Y部長とはなぜかウマが合うので、ちょくちょくご一緒する。


「遊廓というのは、豊臣秀吉が京都に開設したのが始まりですってね~~~~」


<いわろう>は、先日読み終えた本書の受け売りをY部長に振ってみた。「突然だね~~岩瀬さん!」好色家を自認するY部長でさえ、さすがに引けたようだが、「そういえば・・・」と、Yさんの若かりし日の面白い話を引きだすことに成功した。


「もう~四半世紀も前のことだがね・・・」で始まったYさんの話。悪友たちとM市のソープに行ったんだが、待合室には客が溢れていたよ!やっと自分の番が回って来た時は、すでに身もこころ消チンしていたけど、すでに前払いを済ませているので、その分は取り戻すべく、気持ちもアソコも振い立たせたらしい。


案内された部屋には、場違いな初老の女性がいた。還暦なんかとっくに越えている老婆がね・・・。水みたいな薄いウイスキーを接待してくれるんだよ!そんなモンいらんから、コトに急ぎたいYさんはイライラしていたら、なんと!その老婆が着ているものを脱ぎ始めるではないか。


その状況を見て、Yさんの腰は浮きかけたのだが、支払った分を回収するという、立派な大義名分がある。泣く泣く、そのバアさんとコトをいたしたということだった。


ところで、本書の受け売りで恐縮だが、「 客が初めて遊女を指名したときを初会という。二回目を裏、あるいは裏を返すといった。三回目から馴染みと呼ばれる」とか、「盆踊りは中世の念仏踊りから起こったもので、最初から男女の乱交を伴ったレジャーだった」とか、「夏の盛りに、汗を出し切った女性の尿ほど美味しいものはない」など、ソッチ方面の知識を得たい!好き者には楽しめる内容が満載でオススメである。


生涯現役!元気のヒミツはすっぽん!30年の実績サプリ<パワーライフ>



吉原と日本人のセックス四〇〇年史

下川 耿史,永井 義男/辰巳出版

<いわろう>のお薦め度 ★★★★☆

<いわろう>のお薦め度規準

(独断と偏見です。あしからず)

★★★★★蔵書にして読み返したい

★★★★☆読みごたえありでお薦め

★★★☆☆そこそこ読みごたえあり

★★☆☆☆時間つぶしにはなります

★☆☆☆☆時間の無駄使いだけです



70歳代ランキング
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村





[PR]
by iwaserou | 2018-09-23 18:05 | 読書感想文(お薦め度付き)

「花宴」あさのあつこ・著<朝日新聞出版>を読んだ

「サクサク読めて、面白いわよ!」

「エ~?女優の浅野温子って小説書くの?」

「違うわよ!その浅野温子じゃないわよ!」


 カミさんが、眉間に皺寄せながら<いわろう>に薦めた本は、小説家<浅野敦子>の時代小説だった。


「え~時代小説?」「とにかく読んでごらん!」

 時代小説を毛嫌いする<いわろう>は、カミさんに押し切られ、本書を読む羽目になった。


 勘定奉行を務める武家の一人娘・紀江は、祝言の後も、かつての<男>を忘れることができなかった。うしろめたさに苦しみながらも、妻となり、子をもうけながらも、かつての婚約者の面影を追い求める紀江。すれ違う二人に訪れるのは、・・・これ以上は、ネタバレになるから止めておこう。


<かつての男のことを思い続けることは、罪なのだが・・・。けれど、どうしようもない。心とは誰のものだろう・・・>


 そんなこんな読み進めるうち<いわろう>は勘ぐった。

『もしかして?カミさんのココロの内にも<そんな男>が棲んでいる?』

だから、シグナルとして本書を強引に読ませたのだろう・・・。


『まあ!いいか!人生は一度!その人なりに納得行く人生であればいいだろう!』<いわろう>は、自分自身の<深い寛容さ>に、驚かされた一冊だ。


花宴

あさのあつこ/朝日新聞出版


<いわろう>のお薦め度 ★★★☆☆


<いわろう>のお薦め度規準

(独断と偏見です。あしからず)

★★★★★蔵書にして読み返したい

★★★★☆読みごたえありでお薦め

★★★☆☆そこそこ読みごたえあり

★★☆☆☆時間つぶしにはなります

★☆☆☆☆時間の無駄使いだけです



70歳代ランキング
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村


[PR]
by iwaserou | 2018-09-20 21:32 | 読書感想文(お薦め度付き)

お恥ずかしいオハナシ

先日、大学の同窓会が久しぶりに大阪であった。古希になった同窓生の話題は健康のことばかりだった。そんな中、愛知で車の整備工場を営んでいるA君の口ぐせを久しぶりに聞いた。「ヨーロッパ製を新車で購入しても、まず整備から始めないと安心できない!」と、同窓生に熱く語りかけていた。


一方、日本車の素晴らしい性能は世界に轟いている。アジアあたりでは、日本車のマークさえついておれば、オンボロの中古車でも高額で売れるらしい。すぐれた素材をベースにした、日本のモノづくりの正確さ、精密さ、緻密さは比類のない高性能な車を造って来た。


いままでは・・・。


ところが、昨今露呈し続ける、素材メーカーや、大手自動車会社の不祥事に、あきれるばかりである。不必要なオーバースペックを“狙いすぎる規格設定”が、ひとつの原因であるかも知れないが、自ら決めた規格値を満たしていないのに、合格品であると客先を平気で騙す。


お粗末でお恥ずかしいオハナシである。


日本車もいずれ、ヨーロッパ車の様に「新車で購入しても、まず整備から始めないと安心できない!」といわれるのが、世界の常識になる日への一歩でもないだろうが、それも、まんざら笑ってもいられない昨今のニュース報道である。モノを造ってナンボ!の無資源国の日本である。驕りを捨て!原点に立ち戻って襟を正す時期になったとも言えそうだ。





70歳代ランキング
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村









[PR]
by iwaserou | 2018-09-19 23:04 | ニュース報道関連

69?アンタもお好きね~

先日、コンビニの駐車場で、車の中から客先と携帯で話していた。すると向かい側に、真っ赤な外車が停まった。話しながら、ふとその車のナンバープレートを見たら、なんと!69番である。へえ~!こんな番号つけている人ってどんな人だろう?


ピアスをつけた若いアンちゃんぐらいを想像していた<いわろう>は、車から出てきた人にさらに驚いた。年の頃なら40歳前後の<いわろう>好みで、お願いしたいと思わせるご婦人である。<いわろう>は、想像の世界に舞った。彼女が69に興じる艶めかしい姿態を・・・。


ところで、車のナンバーはお金さえ払えば、自分好みのナンバーを取得することができる。そのナンバーは、上部のナンバーの二番目が3になっているから、第三者でもそれが、自分好みのナンバーだと分かるようになっている。彼女ももちろん自分が選んだ69番だった。


<いわろう>は客先に飛び込むなり、その話を営業の話のマクラにした。「今ね~69番のナンバープレートを見ましたよ!」「・・・」お客さんは、ニコニコするだけでノーコメント。「それが、イイ女でね~~~」<いわろう>の鼻の下は、多分伸びきっていただろう。


ところが、お客さんは冷静にいった。


「岩瀬さん!そのご婦人はロックが好きなんでしょう」「ロックね~」<いわろう>の過熱した頭が急速に冷えて行くのがわかった。「岩瀬さんってやっぱり!お若いですね~」お客さんはそういいながら駄目押しのひとことを、冷めきった<いわろう>に浴びせかけた。


「そのご婦人は、69日生まれだったりして・・・」



70歳代ランキング
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村









[PR]
by iwaserou | 2018-09-17 21:45 | 日記

アラフォーの独女が、ウチにも一人おりますが・・・

 都内に出かけ帰宅する電車で、ウトウトしていたら、前に立った女性同士の会話が耳に流れ込んできた。年のころは、ウチの娘と同じぐらいのアラフォーのようだ。この年代はどんな会話をしているのだろう?寝たふりを装いながら、ダンボウ耳をより大きくして、聞いていると・・・。


「社員食堂に飽きていたので、昼食は行列のできるお店で・・・」とか「仕事がキツかったけど適当にサボっていた・・・」「上司がどうとかこうとか・・・」の話に花を咲かせていた。やがて、一人の女性が「最近!鏡を見るの怖くない?」といいだした。


『そういえば、ウチの娘も先日鏡の前で、同じことを言っていたっけ?』


「そうなのよね~」「隠せないんだもの」「首の周りの小ジワって・・・年齢がバレバレだもんね~」<いわろう>は、薄目を開けてその女性の首筋が、見たい衝動を抑えながら、話の内容にのめり込んでいた。『そうなのか?娘が鏡を怖がっていたのは、そういうことだったのか・・・』


「顔ならファンデーションで隠せるけど・・・」「首の乾燥小ジワって、見た目年齢を決められちャうし・・・」「首周りの皮膚って薄いから、特にカサカサになッちャうみたい!」「センパイがいってたけど・・・首の乾燥小ジワ用の美容液があるんだって?」「・・・」


<いわろう>が、娘に受け売りしてやろうと、頭のノートに記入しておこうとした矢先のこと。停車駅で大勢の乗客が乗り込んできて、そのアラフォーのご両人は<いわろう>の前から消えてしまっていた。肝心の商品名を聞き逃した!娘に教えてやろうろ思ったのに残念なことをした。『たしか?セラミックとかなんとか・・・横文字のような商品名だったけど・・・』


その後、<いわろう>は、降車駅までぐっすりと眠てしまっていた。







70歳代ランキング
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村










[PR]
by iwaserou | 2018-09-14 22:28 | 日記

「熟年婚活」家田荘子・著<角川新書>を読んだ

2010年の国勢調査によれば、75歳になると男性の約2割、女性の約6割は配偶者と死別、あるいは離別することになるらしい。人生100年時代になれば、「一人で生きることは辛いわねえ~」というご婦人が増産される勘定だ。


歳とるごとに目に見えて、進む心身の衰えと人間関係の希薄化、それらに伴う不安や孤独の中で、「ささやかでもいい!温かいコミュニケーションが取りたい」「介護者や病人としてではなく、一人の人間として受け入れてほしい」「日々消えてゆく自分の存在意義を確保したい」といった欲求が強まってくる。


それが「熟年婚活」への行動を活発化しているのだろう。


「年をいっぱい取ると子供に戻って行くと聞くが、肉欲と金欲は別モノらしい」と著者はいう。本書は、老人ホームの中で、結婚やセックス相手を探す高齢者の実態や、婚活ツアーや婚活クラブで、恋人探しをする高齢者の実態などを、密着ルポした興味津々な内容が盛りだくさんの力作だ。


「どうやら人は、命の幕を閉じる寸前まで恋ができるものらしい」と著者は言いつつ、「20代の結婚と違い、人間ができ上がってしまっている者同士の結婚は、違うものが多すぎて、とても難しい」と現実をも見据える。


著者の言う「性の老難民」が、社会問題になる日も、そう遠くではないようだ。


熟年婚活 (角川新書)

家田 荘子/KADOKAWA


<いわろう>のお薦め度 ★★★★☆



<いわろう>のお薦め度規準

(独断と偏見です。あしからず)

★★★★★蔵書にして読み返したい

★★★★☆読みごたえありでお薦め

★★★☆☆そこそこ読みごたえあり

★★☆☆☆時間つぶしにはなります

★☆☆☆☆時間の無駄使いだけです



70歳代ランキング
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村


[PR]
by iwaserou | 2018-09-13 21:44 | 読書感想文(お薦め度付き)

「セックスと超高齢社会」坂爪真吾・著<NHK出版新書>を読んだ

歳をとると子供に戻るといわれ、「還暦」には、赤いチャンチャンコを贈る習慣がまだ残っている。これは、還暦に生まれ直しという意味があり、「赤ちゃんに戻る」ということの名残なのだろう。でも、それは遠い昔の話。現代の60歳は、まだまだ身も心も現役だし、赤ちゃんどころか、肉欲も金欲もまだまだ旺盛である。


もともと「性は生殖の手段だけでなく、他者とのコミュニケーションの手段でもある」と著者は語り始める。ヨーロッパでは、燃え上がる春と、死に至ろうとする冬の間に訪れる季節という意味で高齢者の性を、「セプテンバー・セックス」と呼ぶそうだ。


他人の、それも高齢者のセックスライフは、特に関心があるだろう。「この一年間に性交をしたいと思ったことはどれくらいあるか」という質問に対する結果は、・・・ネタバレになるから、本書でお読みになって驚いてほしい。


「人は老いたら枯れる」というのはあくまで一面的な見方であると著者は指摘する。男性の約●割、女性の約●割は、70代になってもセックスへの関心や願望を多かれ少なかれ持続されていることに、<いわろう>は、己のセックスライフに照らせば納得する次第だ。


「生身の相手とセックスをしたい」「挿入は無理でも、裸で抱き合って温もりを感じたい」という願望の背景には「自分を一人の人間として、価値ある存在として認めてほしい」といった承認欲求が絡むことがあるとも著者は語る。


自らの人生の最終舞台で、主演・脚本・演出の権利=生と性の自己決定権をむざむざと他人に渡してしまうのは、あまりにももったいない。性は、他者との関係性を築くための最も強固な手段のひとつでもあり、自分が自分であることを確認できる手段の一つであると、著者は本書で何度も力説する。


人生100年時代もすぐそこだ!


高齢者なのに、こんなに性に執着する私は、異常なのではと、お悩みのあなたにこそ、本書をにしてほしい!しっぽの端までギッシリと餡子の詰まった鯛焼きを食べたような満腹感が得られる良書だ!


セックスと超高齢社会 「老後の性」と向き合う (NHK出版新書)


坂爪 真吾/NHK出版



<いわろう>のお薦め度 ★★★★★


<いわろう>のお薦め度規準

(独断と偏見です。あしからず)

★★★★★蔵書にして読み返したい

★★★★☆読みごたえありでお薦め

★★★☆☆そこそこ読みごたえあり

★★☆☆☆時間つぶしにはなります

★☆☆☆☆時間の無駄使いだけです



70歳代ランキング
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村








[PR]
by iwaserou | 2018-09-10 20:48 | 読書感想文(お薦め度付き)

「すごいトシヨリBOOK」池内 紀・著<毎日新聞出版>を読んだ

<いわろう>はサブタイトルに惹かれて本書を読んだ。そのサブタイトルとは<トシをとると楽しみがふえる>である。人生100年なら、古希の<いわろう>なら、あと30年もあるのだから、もう~ひと花どころか、ふた花でも咲かせられるかもと、エロ気を出して読み始めた。


ところが、ドイツの詩人が、若いころ「老人は醜い」という、短い詩を書いたと、いきなり冷や水を浴びせられる。人生は単なる順番であるのにだ。若者を憂うな!自分も歩んできた道。老人を憂うな!自分もやがて進み行く道なのだゾ!「自分に見捨てられ、言葉に見捨てられ、世間から見捨てられるというのが、老人の特性です」と、著者は追い打ちをかける。


高名なドイツ文学者である著者は、70歳を迎えたときから「自分の観察手帳」をつけ始めたそうである。本書は、その手帳に記された「老い」に関する数々の気付きを踏まえた、著者なりの「楽しく老いる秘訣」を著したもの。軽妙洒脱な文章で、日常生活の中でふとした瞬間に感じる「老い」の現実を端的に描き出した内容が、読者に支持され人気上昇中の本だ。


意外にも読者の半数が女性だとか。会社でのかつての肩書きや、とっくにブチ切れた人脈に頼ろうとし、いつまでも自立できない男性たちへの著者の厳しい視線が、女性陣の指示を得ているのだろう。


ところで、「目歯マラ」という言葉をご存知だろうか?男が老いてゆく順番だそうだ。


そういえば、<いわろう>の場合も、老いの始まりは、知らず知らずに新聞を読む距離を、前後させている自分に気づき始めたときだった。100キンで初めて老眼鏡を買った時に観念したことを憶えている。だが、今のところ歯とマラは大丈夫である。特にマラは老いても、ますますご盛んな方でビンビンの現役である。


著者はまたいう。


「人間というのはなぜ生まれてきたのか、なぜ死ぬのか、それはもう誰にもわからない。誰にもわからないし、理由なんかないんです。生まれたのも偶然だし、死ぬのも偶然・・・」と。そこで<いわろう>は悟った。<トシをとると楽しみがふえる>とは、老人に残された「人生のご褒美の時間」なのだと。


誰にも気がねなく、人生を謳歌できるのが「老人の特権」なのだ。世間体がなんだ!社会規範がなんだ!少々のワルがなんだ!<トシをとると楽しみがふえる>ことを追い求め、それを立証する人生を送ろうではないか!


たった一度の人生だ!御同輩!


すごいトシヨリBOOK トシをとると楽しみがふえる

池内 紀/毎日新聞出版



<いわろう>のお薦め度 ★★★☆☆


<いわろう>のお薦め度規準

(独断と偏見です。あしからず)

★★★★★蔵書にして読み返したい

★★★★☆読みごたえありでお薦め

★★★☆☆そこそこ読みごたえあり

★★☆☆☆時間つぶしにはなります

★☆☆☆☆時間の無駄使いだけです



70歳代ランキング
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村








[PR]
by iwaserou | 2018-09-07 22:09 | 読書感想文(お薦め度付き)

「終わった人」内館牧子・著<講談社>を読んだ

<いわろう>は、サラリーマン経験者だが、古希になってもビンビンの現役だ。不惑であるべき四十歳で独立したからだ。かつての流行語でいう「脱サラ」である。よって、定年は経験していないし、今後もすることは絶対にない。「一国一城の主」とは聞こえはいいが、現実は借金まみれの社長さんである。


脱サラで経験しなかった「定年」による心境の変化が体感できる、本書は遅読家自慢の<いわろう>ですら、サクサクと一気に読み終えたほど、おもしろくて誰かに薦めたくなる小説である。


何度か出てくる、「残る桜も散る桜」とは、雇われ身の悲哀を上手く表現している。<いわろう>が一度しかない人生なのだからと、根拠のまるでない自信をいだき、世間の荒波に飛び込んだ大きな理由は「生涯現役」を貫こうとしたからだ。


大手銀行の出世コースにいた主人公だが、その歯車が少しずつ軋みだし、子会社に出向。そのまま「定年」という生前葬を迎える。仕事を離れて、スーツにふさわしくない男には、スーツが似合わないと著者はいう。スーツはある意味、サラリーマンの勲章なのだろう。


この小説は、<いわろう>を含めた団塊世代の今日的問題提議であり、現役世代にとっても将来必ず遭遇する、避けられない普遍的テーマを、軽妙な文章で書き下ろされた問題作だとされる。それには、<いわろう>も異議はない。最近、「人生100年」と喧しい!


働き方や定年のあり方を考え直す時期に来ているといえるのだろう。


終わった人

内館 牧子/講談社


<いわろう>のお薦め度 ★★★★☆


<いわろう>のお薦め度規準

(独断と偏見です。あしからず)

★★★★★蔵書にして読み返したい

★★★★☆読みごたえありでお薦め

★★★☆☆そこそこ読みごたえあり

★★☆☆☆時間つぶしにはなります

★☆☆☆☆時間の無駄使いだけです



70歳代ランキング
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村








[PR]
by iwaserou | 2018-09-05 21:53 | 読書感想文(お薦め度付き)

スケベサイトを観たことのある人はご用心!

先日、営業で訪れた客先でのこと。「毎度!」と明るく扉を開けて入ろうとしたら、真面目で、いつもは物静かな専務が、スマホを握る手を震わせながら、興奮状態で電話相手とやりとりしているところだった。


「あなたね~~!そんな高額な金額をすぐに払えっていっても・・・」

スマホを握る手を小刻みに震わせなが激昂して話している。


<いわろう>は、明らかにいつもと違う専務の血相に、思わず外へ飛び出そうとした。ところが、専務は電話をしながら、他の手で手招きしている。<いわろう>は、その部屋に留まることになった。


「あなたね~~!次の段階に進むって・・・裁判だって?・・・」

「・・・」相手が二言三言いって、電話は切れた。


「専務!どうしたんですか?」「いやね~有料サイトの閲覧代の未納金が、263千円あるので早く払わないと、裁判沙汰になるって・・・」「専務!チッョと待ってください!」


聴くところによると、いきなりメールがきて、未納金があるので以下の電話番号まで、今すぐ連絡するようにとのこと。専務は即電話して、聞かれるままに氏名はもちろんのこと、ご丁寧に生年月日まで回答したとのこと。


「その電話番号は即刻!変更した方がいい!」と<いわろう>はアドバイスした。


誰でも一度や二度や三度や・・・スケベサイトを観たことはあるだろう?

それが深層心理にあり、そこを突かれると、後ろめたさと羞恥心が燻り始め、これは払うしかないかと観念しそうになる。


そこが、詐欺グループの仕掛けた「思う壺」なのだ。


過去に、こっそりスケベサイトで愉しんだことのある、紳士さま!淑女さま!

かような詐欺には絶対に引っかからないように、ご用心あれ!


正解はスルーする!しかありませんゾ!




70歳代ランキング
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへ
にほんブログ村








[PR]
by iwaserou | 2018-09-04 22:15 | 人間観察

古希のジジイで~す♪


by いわろう
プロフィールを見る