岩瀬労に言わせろう!

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<いわろう>は、団塊世代のジジイです!今日も元気だ!ブログが書ける!

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今朝、友人と約束した時刻に間に合わない!という、寝過ごしたアラフォーの我が家の娘を、車でJRK駅へ、送って行った帰り道、赤信号に掴まった。目の前の横断歩道を、行き交う人を眺めていたら、白い杖を携えた若い男性と、同い年位の女性のカップルが、右側から渡り始めた。白い杖は、まるで彼の目の様に、道路事情を的確に、彼に伝えているようだ。


付き添いの女性は、指一本触れていないのに、正確に段差を認知して、男性は歩き進めているのに感動した。盲目なのに普通の人と同じぐらいのスピードで歩けるのに感動した以上に、付き添いの女性の心遣いに感動したのだ。<いわろう>なら、二の腕を掴んで、ハイ段差があるよ!前から自転車が来たよ!と、微に入り細に入り案内してしまうだろう。


それは一見、優しい行為に見えるけど、盲目の人の自立を妨げることにもなりかねないのだ。本当の優しさは、彼の自立力を培うようにすることだと、二人を眺めていて<いわろう>は気づいた。人間の情報は、目から得るのが80%だといわれている。<いわろう>は、信号が替わるまでの間、瞼を閉じて彼の「闇の世界」の大変を改めて思った。


<いわろう>は常日頃、「いい意味での無視」が、障害者の方々に対する優しさだと誤解していたが、ジロジロ見ることは論外として、彼らにとって何が大切かを、考えてあげることが、本当の優しさだと思った。付き添いの女性は、兄弟か?奥様か?いずれにしても、彼の近しい人だろう。二人はつかず離れずに道路を渡り切ったとき、信号は青色に替わった。



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by iwaserou | 2018-11-11 22:35 | 人間観察


弊社取引先のS社は、およそ四半世紀のおつき合いになる。先代社長の創業で、その長男さんが現在の社長である。その叔父にあたるY専務は、先代社長の弟さんで、購入品窓口担当である。<いわろう>が、S社へ飛び込み営業し、取引開始から28年になるといえば、感慨深そうな表情で、「もう~そんなになるのか?」といいつつ、タバコに火をつけた。


Y専務は、煙を吐き出しながら「お互いに歳とったよなァ~」といって、互いの言葉が途切れた。「ところで、・・・」と話し始めたY専務は、奥様の話になった。「困ってるんだよ!」「その後のご容態はどうですか?」「良くもなく、悪くもないけど・・・」


先週、かかりつけの病院へ、診察に呼ばれて同行したんだけど、診察が終わって、夫婦二人で帰りかけたとき、担当医の先生から「ご主人だけ残ってください」って言われ、「奥様の余命は、良くて三カ月ほど・・・」との宣告を受けたらしい。


初めは、家で転んで骨折し、腰痛になり内臓疾患を一通り経験。気づけば、車イスでしか移動できず。Y専務は、食事洗濯を済ませてから、午後出社、早期退社の勤務状況が、ここ56年続いている。お互いに75歳。老々介護は辛いものがあるだろう。



帰宅後、「私、もう~駄目なの?教えて!」って詰め寄られ、ウソを応えるのに疲れたY専務。<いわろう>は、そらそうでしょ!自分が人払いされて、病室での会話の内容が、いい話の訳がない!医者も、もう少しの配慮があっていいのではと激怒した。


例えば、メールで知らせるとか、診断書を奥様の居ないところで、そっと手渡すかとか・・・。


<いわろう>は、帰宅後カミさんにその話をしたら、「私なら、部屋を出ろ!って言われても出ないけど・・・」とピシャリと言い切った。益々、頼もしさをパワーアップさせたカミさんに、<いわろう>は、タダタダ感心するばかりだった。


あなたは、どっち派?


余命宣告を自分で、直接聞きたいですか?最期まで、内緒にしてほしいですか?

<いわろう>は、相変わらず優柔不断な性格が顔を出し、軟弱にも決めかねるばかりだ。




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by iwaserou | 2018-10-20 22:47 | 人間観察



前編からお読みいただけるのなら、こちらから☞


我が家は<いわろう>が、48歳の時、新築の建売を購入した。もう22年も経ったワケだ。引っ越した当初は、野鳥の囀りで目覚めるほどの、閑静な佇まいであったのだが、22年の歳月は、いろんなモノを変貌させてしまった。住環境しかり、カミさんの崩れようしかり、<いわろう>の夜のお勤めしかりだ。


それにひきかえ、お隣の奥さんは、年々お若くなられ、ますます魅力的でソソられるのだ。確か、彼女も還暦前のはずだが、どこからどうみても50歳になるか、ならないかの50ゴザカキである。ちなみに、50ゴザカキとは、「女性は年齢を重ねるごとに性欲も快楽も強くなる」という諺の一節とか。


30させごろ 40しごろ 50ゴザカキ(ござむしり)60ろくに濡れずとも」であるやに聞く。


<いわろう>は、頭の中で、花びらを毟りながら、『お願いスル!お願いシナイ!・・・』をくり返し、今日この時まで、何輪の花びらを毟ったことだろう。やはりお願いして、いままでの関係にびびっが入り、あの魅惑的な笑顔が、見られなくなるのはとても辛い。軽蔑されながらの日々は、針のムシロであるし・・・。


ところが、<いわろう>は、男の子だ。そして、もう古希だ。いまさら、世間体を気にしたりしないし、倫理観の欠如と揶揄されようが、いま流行りのコンプライアンスなんぞ、クソ食らえだ、残された人生の先は見えている。お迎えはすぐそこまで来ている。食べたいものは、誰にも遠慮せず、タラフク食い、ヤリたいことはヤリたいだけヤリまくり、不平は憚ることなく、世間に向けてでも吠えることにした。



ところで、「一盗二三妾四妓五妻」とは、かつて男尊女卑の世に、男性にとって最も快楽を味わえるセックスの順序。自分にとって最も価値のない女(妻)が、他人様にとって最高の女になるとは・・・。ところが、「人の女房はフグの如し、好味なれども命危うし」という格言もある。だからこそ、世の殿方は「一盗」に憧れるのだろう。<いわろう>も、その一人だ!


「奥さ~~~ん!思い切って・・・お願いします!」<いわろう>は、一気に言葉にした。<いわろう>のお願いごとを聞くなり、奥さんは興奮状態になった。それはある程度、想定通りの反応だったが、その後の奥さんからの応酬は、全くの想定外だった。


「岩瀬さん!お言葉を返すようですが、お宅は、以前ワンちゃんを飼っていらしたわよね~~」「・・・」

「わたくしたち夫婦は犬猫が大嫌いで、お庭で放し飼いされたワンちゃんの動物臭には、毎日悩まされていたんですのよ・・・」「それとこれとは違うでしょう?」「何が違いますの?ウチの旦那が換気扇からタバコの煙を吐き出すぐらい・・・犬の毛がわが家の洗濯ものにくっつくことに比べれば・・・可愛いものですでしょ・・・」


<いわろう>は、想定外の奥さんの罵倒を、受けながら、『旦那のタバコの煙ぐらい、窓を閉め切り、こちらが一時だけ我慢すればいいだけだった』と後悔していた。カミさんが、常々言っていた「お互い様だから・・・」とは、そういう意味だったのかと、やっと腑に落ちた。「覆水盆に返らず」とは、正にこのことだ。そして、これから、お迎えが来るまで、針のムシロに座るしかない!


ついに!憧れの隣の奥さんと喧嘩をヤリました。同時に「一盗」の夢物語も、見事に真っ二つ!あの隣の奥さんの魅惑的でソソるあの微笑みよ!永遠にさようなら!(了)



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by iwaserou | 2018-10-18 21:08 | 日記

翠玉のごとく煌めく六編の短編は、年老いた<いわろう>の眠り込んだ遠い記憶を引きずり出してくる。折り合いをつけてねじ込み、仕舞った錆びた過去を、もう一度精算させようとする。何でもない毎日だった家族との営みが、実は今の自分のほとんどを形づくっていると、気づかせてくれる小説群である。


<<思えば母の声には昔から魔法のような力があった。あの町の冬、いっしょにどこかへ出かけて帰ってきたとき、「寒かったね」と言われれば、まだ暖房もつけていないのに手足があたたかくなった。学校で友達と解り合えず、つらい思いをしたことを打ち明けたときは、「大変だったね」と言われた途端にほっとした。何気なき口にしてくれる過去形が、事実をいつも本当に過去へと押しやってくれたのだ。そして、言葉の最後に母が添える、「ね」というやわらかな響きの一文字が、これまでも、これからも、自分の抱える重みを母が等分して抱えてくれるのだという確信をくれた。>>(<<~>>は本文より引用)


誰もが母から生まれるという、あたりまえのことを。あたりまえの母の深い愛で、育まれていたあの頃の未成熟な自分を。あの頃、母に向かった意味のない暴挙は、いかほど母を傷つけていたのだろう。さまざまな過去の蹉跌を目覚めさせられ、老体が震撼する。虚構であるはずの文学という世界が、現実を凌駕するのを味わった。


誰もが過去から来て現在にいる。やがて未来に進み出れば、今がすぐ過去になる。不可逆を強いられる人生という一本の道は、後悔ばかりでできているようだ。様々な家族の有り様が様々であるようでいて、実はあまり変わりのない似たり寄ったりだったりする。


交錯するそれぞれの人生が、火花をともない弾き合いながら、解け合いながら、新たな人生を織りなしていく。生きる価値があるのか?ないのか?考える以前に、すでに生きている自分を意識しないではいられない。


5章 かそけき星の光(初出;小説すばる・20134月号)は、<いわろう>の一番のお気に入りだ。遅読家で有名な<いわろう>を俄に速読家にした筆力は、さすが山本周五郎賞を授かる実力派だ。


鏡の花

道尾 秀介/集英社




<いわろう>のお薦め度 ★★★★☆

<いわろう>のお薦め度規準

(独断と偏見です。あしからず)

★★★★★蔵書にして読み返したい

★★★★☆読みごたえありでお薦め

★★★☆☆そこそこ読みごたえあり

★★☆☆☆時間つぶしにはなります

★☆☆☆☆時間の無駄使いだけです



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by iwaserou | 2018-10-16 21:26 | 読書感想文(お薦め度付き)


先週の日曜日のこと。カミさんは金曜日から、お友達三人と温泉旅行へでかけ留守。アラフォーのひとり娘は、いまさら塗りたくっても、無意味な化粧をコッテリ施し、街へとお出かけだ。<いわろう>はといえば、土日に片付けるべき仕事で、ひと休みする暇もなかった。


「ほら!月曜日は不燃ごみの日だから、まとめておいて!」「そろそろストーブを倉庫から出しておいて!」「お風呂のカビを落してね」「お天気がよかったら、お布団干してよ」「御台所の蛇口がもれてるみたいだから直しておいて」「この間の台風で、屋根が傷んでないか?」などなど、カミさんが留守している間に、<いわろう>に課せたミッションがテンコ盛りだった。


『まずは、月曜の不燃ごみでもまとめるか・・・』と、勝手口から出た途端、お隣の換気扇がパタッと開いた。と同時にタバコの煙がモクモク。お隣の旦那が家で吸うときは、換気扇の前だけで許されているようで、いつもわが家は、発がん性物質を含んだ副流煙もろとも、「煙幕のお見舞い」を食らうのだ。


「お互い様だから・・・言えないよね~」という、カミさんにいつも抑えられている<いわろう>だが、堪忍袋が切れそうなマックス状態が、続いていたのは正直のところだった。



そんなウジウジと考えていた時に、「おはよう!ございます!」お隣の奥さんが、突然勝手口からお出ましだ。これが、困ったことに<いわろう>好みのいい女である。イケないことだとしりつつも、一度だけでもお願いしたいと思っていたのである。その数少ない機会が到来した!ようだ。


「奥さん!お願いがあるのですが!」<いわろう>は、家族が誰もいないことをいいことに、お隣の奥さんを、わが家の玄関先まで招き入れることに成功した。『この上品で、美人の奥さんでも・・・あの時はどう取乱すのだろう・・・どんな声を・・・』<いわろう>は、奥さんのアノときの変容ぶりを、ひとり妄想するばかりであった。


「オ!オッ!奥さ~ん!一度オネガイ!しようかと・・・」<いわろう>の喉はカラカラになって、舌が絡まり、まともに言葉がでない状態になってしまった。


↓↓↓↓↓↓↓

ゴメンナサイ!ここで、予定の字数に達してしまいました。この続きは、きっと後日<ついに!お隣の奥さんとヤリました。(続編)>を、お話させていただきますので・・・今夜はこのへんで失礼させていただきます。おやすみなさい!


(後編)をお読みいただけるのなら、こちらから☞



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by iwaserou | 2018-10-15 21:08 | 日記


<いわろう>は、カミさんからオツカイを仰せつかった。霧雨の降る土曜の朝から、冷凍ウドンとカキ揚げ3個、それからネギ1本である。家族三人の豪華な、お昼ご飯の調達である。さすがに、これぐらいの品数だったら、いつも持たされているメモ書きは不要だ。<いわろう>は、ウドンさえあれば、ほかに何もいらないし、三度の飯がウドンになっても、ご機嫌である特殊体質なのだ。


我がグランド化したスーパーマーケット内を、縦横無尽に動き回り、あっという間に三品を買い物カゴに確保した。さて、レジへと見渡せば、どのレジにも長蛇の列。霧雨で客足は少ないと高を括っていた<いわろう>は、どのレジが早く済みそうか、並ぶレジの選択行為に入った。ところが、根っからの<スケベ心>が、こんな局面でも顔を出したのだ。悲しい性とでもいえるだろう。


どうせ列に並ぶのなら、ご年配の男性より、美味しそうな<よその奥さん>の後ろに、つきたいではないか?それも、できれば美形の四十、五十デコボコの奥様の後ろに・・・。与えられた状況下で、最善をつくした<いわろう>は、何気なくお目当ての列についた。ところが、その奥様は<いわろう>の顔をジロジロ見ながら、なにか言いたそうな素振りである。




<いわろう>は焦った。前のチャックはチャンと締まっているし、朝起きて歯を磨いたし、髭も剃ったし、整髪も決めた。まして可笑しな服装でもない。顔に何かついているのでは・・・。そんな、ことを考えていたら。「よろしかった・・・どうぞ!」と話しかけられた。「はあ~~?」<いわろう>は、突然のその奥様の誘いに、眠け眼がパッチリ!


「いえ!結構です!」<いわろう>は、せっかくの誘いを断った。奥様は<いわろう>のカゴの量が少ないので、お先にどうぞ!ということだった。「一時間も二時間もかからないでしょ」と、軽いギャグを交えて応える<いわろう>に、奥様の柔らかい微笑みが返ってきた。


「お買い物ですか?」「え~私って、ウドンさえあれば、ご機嫌な人なんです」「あら~私もなんです」「そういえば、ウドン玉がひとつ入っていますね~」「お昼に食べようって・・・」「おひとり暮らしなんですか?」「はい」「よかったらお昼ご一緒しませんか?」てな、艶っぽい話には、残念ながら発展しなかった。


霧雨と共に、ごくごく、ありふれた日常が、また一日過ぎ去った。




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by iwaserou | 2018-10-13 21:30 | 日記

<いわろう>は、わが家のゴミ出し担当だ。隔週の月曜日が、不燃ごみで、火曜日と金曜日が燃えるゴミ。水曜日がプラスチックなどと不燃ごみである。担当に任命されたころ「これも、あれも燃えるゾ!不燃ごみなんて・・・あるのか?」と、ブツクサ言っていたのだが、最近ではカミさんの厳しいご指導を受けずとも、自分で判断できるまでに、スキルアップしている。


実は、お風呂洗いも<いわろう>の担当だ。どんなに遅く帰宅しようが、家族全員で<いわろう>が、お風呂を用意するまで、大人しく待っているのだ。アラフォーの娘なんか、帰宅した<いわろう>に、風呂掃除を優先させる。ところが、この風呂掃除も奥義を極めれば、喜びにまで昇華できるのだが・・・。家族の期待を担いながらも、いまだ道半ばというところだ。


「あなた!もっと優しく撫でて・・・」カミさんは、<いわろう>の風呂掃除の現場監督である。「あなたは、力を入れ過ぎて、ゴシゴシやりすぎるのよ!」「そうか?でも浴槽のこびりついたアカが落ちないんだよ!」「あなたみたいに力任せに擦れば、FRPだから穴が空いちゃうよ!」「まさか!」と<いわろう>は、カミさんに応酬しながら『文句言うぐらいなら、オマエさんがやれよ!』と、言いたいのだけど・・・。


カミさんには、頭があがらないことがありすぎる。


そもそも稼ぎの悪いこと、あるいは小遣いの前借の常習化、はたまた夜のオツトメの長期有給休暇などなどである。ところで、お宅はゴミ出しとか、お風呂掃除は、どなたの担当ですか?朝のゴミ出しのとき、出合う顔ぶれは、9割方男性陣であるが、お風呂掃除は家庭内のことで皆目わからない。お聞きすることでもないが、多分旦那様がご担当だろう。


お風呂掃除って、やれば分かるのだが、結構重労働である。そこで、最近プロに任せる、ご家庭が増えたと聞く。<いわろう>も古希をすぎてキツイ!強く擦れば、もっと優しく!優しくすれば、浴槽の汚れは落ちない。先日、アラフォーの娘に言うと「なんで、私がお風呂の掃除をやるの?」と逆に問われ、トホホのホとなった。風呂掃除担当の後継者が育っていないわが家も、そろそろプロにお任せする頃かもしれない。






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by iwaserou | 2018-10-11 21:53 | 日記

「硬さ」も「太さ」も、ましてや「長さ」も、まるで自信のない<いわろう>に、申し上げる資格はありませんが、三拍子ともそろった殿方など、そう簡単にはお眼に掛かれないと思う。かと、申しあげても、世の中は広い。「オレこそ!三拍子そろっている!」という、強者もいらっしゃることだろう。


ところで、私ごとで恐縮だが。


<いわろう>は、女系家族で育ったためか、涙もろく心優しい性格である。新しい挑戦で、少しの困難に直面したときでも、初志なんてどこかへふっ飛ばし、出来ない理由を自分の<意志の弱さ>にせず、他の原因を見つけ出す名人である。何が何でもヤリ抜く、意志の<硬い男>になりたと思ってはいるのだが。



また、了見の狭さにも自分自身に、愛想が尽きるほどである。取るに足らない他人の振る舞いに、口角泡を飛ばし、非難ゴウゴウの嵐を、浴びせかけることもある。いい加減にいい歳になったのだから、よそうと思っているのに、どうでもいいことに立腹してしまう。もっと<太っ腹>の男になりたいと思っているのだが。


さらには、<いわろう>の気の短さで、長年連れ添ったカミさんをも、いまだにイライラさせてしまう。先日、駅まで車で送って欲しいというカミさんの支度の遅さに、大声を出して急かせたりする。カミさんから「あなたの<気の短さ>は天下一だわ!」と、お墨付きをいただく始末だ。


もう~古希というのに・・・だ。


いまさら「硬さ」も「太さ」も「長さ」も、持ち合わせないジジイに残された道は、「持続力」あるのみだ。そうだ、嫌われながらも、しぶとくナガ~~~ク生きる「持続力」は、だれにも負けないようにしょう!





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by iwaserou | 2018-10-06 21:21 | 人間観察


「赤い夕陽が、校舎をそめて、二レの木陰に、弾み声」は、舟木一夫が唄って大ヒットした「高校三年生」の歌詞の冒頭だ。<いわろう>は、そのころ高校二年生で、夕暮れ時など学校前の小高い丘で、友人達とよく歌っていたのを憶えている。半世紀以上前の光景だ。


そんな時代のある日のこと、唐突にも父親が、ニコニコ顔で<いわろう>に、近づきながら、左右の手の親指と人差し指で、二つの半円弧をつくり、その端を繋いで見せたのだ。意味不明の父親のその行動に、<いわろう>は、戸惑うしかなかった。


どう見ても、二つの半円弧が繋がれて、できた父親の指はSの字にしか見えない。


「これ!やったことあるか?」と、そのS字を<いわろう>の臍のあたりに、近づけながら、質問してくる父親。<いわろう>は、それを恐る恐る再び見ながら、『S』『やったこと?』と交互に、心の中でつぶやいていたら、『Sって・・・スモークのことだ!タバコのことなんだ!』<いわろう>は、合点した。



「うん!友達と学校の屋上で、何度かある!」と、応える<いわろう>の顔を、怪訝そうに見ながら、あのときの父親の顔は複雑だった。それから、数年たち大学生になったころ、セックスの真似ごとをヤルようになって、その時のS字が、セックスの意味だったのだと気づいたのだ。


<いわろう>は、古希になった今でも、その正解を父親から聞いていない。いや!もう~聞けない!父親は亡くなって、四半世紀近くにもなる。今度、父親に逢ったら「あれは、セックスの意味だったんだね」って安心させたい。「学校の屋上で友達と、セックスをたびたびやっていたのか・・・」という、父親の誤解を解いてあげたいのだ。でもその機会も、もう~すぐだ!



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by iwaserou | 2018-10-01 21:28 | 人間観察

<いわろう>が中学生時代の話だ。もう~半世紀以上も前になる、昭和三十年代のことだ。放課後には在籍していた卓球部で、汗を流していた。今でこそ、卓球もある程度は、脚光を浴びるようになったが、当時は代表的なネクラスポーツだった。


「日曜日なのに卓球の練習なのか?」と、チョッピリ寂しそうな、父親に送り出される中学生だった。でも、自分なりには、<三度の飯より>卓球にハマっていたのだ。使い古したラケットを、掌サイズに加工した小さいラケットでも、普通にラリーができるまでのスキルを身につけていた。


そんな、ある日曜日のこと、やはり卓球部の練習に、朝から学校で励んでいたのだが、急に腹痛をもよおし、自宅にもどってみると、母はもちろん父もいない。


カギもかけずに物騒だな~と、思いながらウチのなかをウロウロしていた。


すると、風呂場から父と母の話し声が聞こえる。「あなた~そのカタイので、もっと突いて!」「ここをか?」「そうよ!そこ!そこ!そこよ!」「ハァ~!ハァ~!」と、父は苦しみの中に快楽を混ぜたような、喘ぎ声で母に応えている。


「もっと腰を入れて!奥の方を掻きまわしてェ~~」「ハァ~!ハァ~!」父の喘ぎ声は明らかにバージョンアップしている。「こちらの穴もヤッテ~~~」母は母で、「きっと!気持ち良くなるから・・・」と途切れ途切れで、熱っぽい!



<いわろう少年>は、身体に電流がビリビリッと走った。『これが!かつて、先輩から教わった、夫婦の営みなのだッ!』と思った瞬間、持っていたバックを、床に落としてしまった。その音で夫婦の会話はピタリと止まって、風呂場の扉がガラリと開いた。


そこにいた父親の手には、先が硬そうなブラシが握られていた。「お~!早かったんだね!風呂掃除も終わったので、キャッチボールでもするか?」「・・・」<いわろう少年>は、腹痛も忘れその場に、ヘナヘナと崩れてしまっていた。



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by iwaserou | 2018-09-30 20:24 | 日記

by いわろう